2017年7月1日土曜日

得難い立地とは何か?ブランズ永田町 他

ブランズ六本木ザレジデンス、グランドヒルズ元麻布、野村不動産代官山プロジェクト、ブランズ永田町、・・・
最近、立地が魅力的なマンションの案内が続いている。




まずは、ブランズ六本木ザレジデンス。(上写真の下)
けっこう前に郵送で案内が来ているが、いまだウェブサイトでの対外案内は始まっていない。
いくつかのウェブサイトで非公式の紹介がある程度。参考情報のリンク

東急不動産から送られてきた資料をよく見ると右上に「社内資料」の文字が(笑)


なるほど、社内資料か。いろいろ考えるよね。
こうしてさらされてしまうことは想定していないのかもしれないが、多数に送っているだろうからネットにアップさせてもらった。

不動産の話ではないが、先日仕事で某メガバンクと打ち合わせした時には、銀行の担当が示した資料に、組織としての正式な提案でないことを示すため「ディスカッションペーパー」と右肩に書いてあった。それと同じようなものか。
固い組織の中にあって、いかにしてアグレッシブに動き成果をあげるか、というのは古くからある難しい問題ですね。

立地はミッドタウンそば。アメリカ大使館宿舎から続く一通に面していて、近隣に最近販売されたプラウド六本木がある。
六本木駅近くにありながら、この一帯だけは、静かでレジデンシャルな感じ。
しかし、通り出口にあるカフェ「マーサーブランチ」とかは騒がしいし、もっと駅から離れた方が住居としては適していると思う。


二番目は、グランドヒルズ元麻布。(上写真の左上)
住友不動産の分譲マンションとしては最高級グレードのグランドヒルズ。
個人的には住友不動産は好きになれないが、この立地のよさは否定できない。
ドムス元麻布がある交差点から暗闇坂を下がった場所。

前面道路は一通ながらそれなりに交通量が多いのだけど、まあ静かと言える部類。
元麻布らしい立地で好きな人は好きでしょうね。
同じ住友不動産が手掛ける最近の大型物件シティータワー恵比寿に比べれば100倍よい立地。シティータワー恵比寿は現地に行けばすぐ分かるが、坂を下りきった底のような土地。雨があれば水が溜まりそうな一帯で、もともと小規模住宅が密集していた土地だ。いうなれば素性が違う。(と言っても、恵比寿駅最寄りのタワーマンションとくれば広く人気を集めるだろうなぁと思う)


三番目は、野村不動産の代官山プロジェクト。
今回のブログで紹介する他の三つに比べて進捗は最も遅く、ほとんど何の情報もない。
野村不動産から「代官山プロジェクトアンケート」が届いただけ。
が、この「アンケート」で建設予定地が確認できる。
こちらが建設予定地のマップ。
代官山T‐SITEの裏。
パークマンション代官山という比較的新しい小規模マンションの隣。
現時点ではマンション概要について、ほぼ何も明らかにされていないが、建設予定地の大きさからすれば、となりのパークマンションと同程度の小規模マンションとなるはず。
立地についてはどうかなぁ。T-siteの隣というのは、好きな人は好きだろう。
しかし、冷静に考えてみれば、T-siteは域外から人が訪れる「賑わい施設」。家の目の前に、住民以外がたくさん集まる施設があるのは精神的には落ち着かないと思う。
<2017.9.1追記>物件名称が「プラウド代官山猿楽町」となることが判明。


そして最後がブランズ永田町。(上写真の右上)
これも、まだ公式の案内は出ていませんね。
いくつかネットで非公式情報が出ている程度。
参考情報が書いてあるサイト

これはすごいです。

こんな立地はそうそう出ません。

なんと、衆参議院議長公邸の裏です。

ということは窓外には衆参議院議長公邸の広大な緑が常にあります。
当然治安も超安全。

ただ、生活する場所として永田町という立地をどう考えるか、は難しい問題かもしれません。

が、そんなことは関係なく、とにかくこんな立地の居住物件は出ません。買える人は買った方がよい。

似たことを住友不動産の「ガーデンヒルズ四ツ谷 迎賓の森」でも感じた。赤坂御用地の北、道路を挟んだ隣地で、窓の外からはもっさりとした緑が約束されている静寂感のある立地なのだが、竣工後もまだ販売しているみたい。
私が思うほど、「都心にありながら静かで窓から緑が見える」という立地のよさって評価されないんだろうか。

いや、でも今回のブランズ永田町はレベルが違うと思うんだけどな。

これほどの得難い立地はないと感じているのだが、、、
このマンションの売れ行きが、その答えとなるはず。

というわけでここの販売状況がどうなるか気になっている。



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