2017年11月18日土曜日

謎の宣伝文句「ザガットに掲載」(エンパイアステーキハウス)

ピータールーガー系のステーキレストランが続々日本に上陸している。

ピータールーガーおいしいもんね。NYに行くたびにチャンスがあれば訪れるが、予約がなかなかとれない。以前電話したら席がないというので、じゃあいつなら空いてるか?と聞いたら、「ざっと1週間先までは埋まっている」との回答だった。強気である。
(夜にフラッと立ち寄れば座れたりする)

さて、そんなピータールーガー系ステーキの一つ、ニューヨークにいくつかあるという「エンパイアステーキハウス」が今年芋洗坂にオープン。

公式ウェブサイトで「ザガットサーベイに掲載」という謎の宣伝文句があり脱力。他のブログでもそのまま書いている人がいるが、ザガットがどのような本が読んだことがないのだろうか。ミシュランじゃないんだから、掲載そのものを誇られてもねぇ。

不安になるプロモーションであるが、実際のお店の方はどうであろうか?

立地は芋洗坂の途中。六本木の駅に近いあたりだが、そこまでガチャついていない。同じピータールーガー系のウルフギャングのような高級店に向く渋さはないが、悪くはない。

内装は、天井が高く、ワインセラーも迫力ある作り。店員の制服もコンサバであるが、おいしいステーキが出てきそうなクラシックさでよい。現在は新築マンションのようなフローリングに重厚さが感じられないが、使い込まれてよい感じにくたびれればよくなるかもしれない。

照明はやたらと明るい。「ニューヨークから上陸!」を謳うなら、ニューヨークっぽくガッツリ照明落とせばよいのに、と思う。(もっともニューヨークのエンパイアステーキハウスは明るいのかもしれないが)

前菜「メリーランドクラブケーキ」は1個がゴロっと大きい。
衣が固くなるまでシッカリと揚げてあり個性的な食感。

ステーキはポーターハウスを注文。
ピータールーガー系定番のアツアツの皿を斜めにする方式で登場。
スタッフが取り分けてくれます。

食べる前に、香りからしてかなりバターが効いていることが分かる。




味も、バターの香りもよく、美味しい。
が、肉自体の油と、バターの油で、美味しいのは美味しいのだが、重い。
想像以上に消化が大変である。
若い人向けですね。

スタッフのサービスはフレンドリーすぎず、かしこまりすぎず、バランスがよいと思う。
途中で経験の乏しいアルバイトがサーブで一瞬登場したが、あれは興醒めするのでやめてほしいなぁ。練習台にされた感じで気分が悪い。
その点を除けば、サービスの品質は高い。オープン間もないのに、フロアをこのレベルでまわすのはスゴイと思う。このままさらにサービスの品質を熟成させていってほしい。

お勘定は男女2人で約3万円。適切な価格だとは思います。

味は好み次第だけど、個人的にはウルフギャングよりはこのエンパイアステーキハウスの方が好きです。
近いうち、ベンジャミンステーキハウスを訪問し、比較してみよう。

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