それだけでも十分隠れ家感があるが、ピンポンしないと入れないという仕組みが一層秘密めいた雰囲気を作り上げている。一言でいうと「変なお店」ということになるが、こんなお店があるのも東京ならではだと思う。
繁華街で「隠れ家風」を標榜する店は見習った方がいい。都会の隠れ家風とはこういうものだという見本。(もちろん、もっと分かりにくいお店はあるが、それは隠れ家「風」ではない)
さて、当店は、フロアは女性一人で切り盛りしていて、席はカウンター中心(カウンターのみだったかも)、およそ8席くらいだったかな。
なんとなく静謐な雰囲気で、大きな声でワイワイしにくい感じ。男女でまったりするのにはいい感じ。
ただ、よくもわくるもとてもクローズなお店で、常連じゃないとちょっと居心地が悪いかも。常連になれば、ひたすら居心地がよい、快適なお店となるだろう。
料理はビストロ的なものが中心で店名に偽りなし。キッチンにはもう一人いると思うが、注文から提供までのスピードには限界があるけど、値段なりに十分美味しい。
軽めに食事して6000円/人くらいだったが、このくらいの価格帯だと普段使いできるし、家が近い人にとってはいいだろうね。
ビストロ ジャズキッサ (ビストロ / 広尾駅、恵比寿駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.5