2018年12月9日日曜日

バブアーをラヴァレックスでリプルーフした感想

バブアーのインターナショナル。
バイカーズジャケットをモチーフに、
バブアーお得意のヘビーオイルドコットンで作られた定番モデルの一つ。

私のクローゼットにあるインターナショナルは10数年前に購入したもの。
今のはどうか知らないけど、
2000年代のバブアーは、シルエットが田舎臭かった。
そんな中、このインターナショナルは、ベルトがついていて、
ウェストで絞れるので、本体のシルエットを補正できるのが気に入って購入した。

伊勢丹のファミリーセールで購入しました。
シンプルな定番(シングルジップ)と、
ダブルジップ仕様で裏地がイギリスだかアメリカだかの国旗柄になっている限定モデル(別注?)
と並んで販売していたので(しかも同額)、
ベーシックモデルとどちらにするか、売り場で10分くらい悩んだのを覚えている。

付属する袋が、ベーシックモデルの方がカッコ良かったことも決め手となり、
ベーシックモデルを購入。

夏は今でもこの袋に入れて保管してます。

その後、10年近く着た。
10年間、頻繁に着用したけど、袖口に細かなスレが出てきた程度で全体的に結構頑丈。
ただ、オイルは、3年目くらいから、じょじょにオイリー感が落ちはじめ、
10年目ともなると、なんとなくへたってきた印象。

お手入れ方法をネットで調べてみると、
再び油を塗りこむ「リプルーフ」の詳しいやり方が色々なサイトに載っている。
自分でリプルーフをやるのも楽しそうだが、
作業するのが面倒な人向けにはラヴァレックスという会社が
クリーニングとリプルーフをセットにしたメンテナンスを受け付けている。
特殊な素材なので、普通にクリーニング店に出すのは不安だし、
そもそも受け付けてくれないのかもしれない。
一方、このラヴァレックスはバブアー公式ウェブサイトでも紹介されているので、
正規店と資本関係こそなさそうだが(詳細不明)、
いわば正規メンテナンス店であり、
知識・取扱実績も豊富なはずなので、安心できる。

というわけで、DIYでやるのは次回にして、
私も今回はラヴァレックスに注文してみた。

まずは、ラヴァレックス社ウェブサイト記載の所定の方法で
東北にあるラヴァレックス社の工場まで現品を発送する。
発送時のいれものに特段の指定はないので、手元にあった、
ラミネート加工されたちょっと丈夫そうな買い物袋に
インターナショナルをまるめていれて発送。

ギシギシにたためば60サイズまで小さくなったと思うが
やりすぎると本体にダメージを与えかねないので、
ふわっとたたんで80サイズで発送となった。

発送してから数日、ラヴァレックス社からメールが届いた。
現品の詳細を確認し、実態と改善提案が書いてある「カルテ」が添付されていた。


こんな感じで、現品の状態を細かく見てくれる。

このカルテには、「袖口のほつれ」といった、僕が自覚していたダメージから
「オイルの裏地への染み出し」「襟の臭い」といった、
着用者自身が気づいていなかったものまで書いてある。

そして、最後に見積もり金額。
クリーニングとリプルーフだけなら約1.3万円、
擦り傷のある袖口交換(左右)まで行うとさらに1.5万円追加
という書き方で、分かりやすい。
コレを見て、どこまでやるかを決めてラヴァレックス社に連絡すれば
作業スタートという流れ。

私は、バブアーインターナショナルの修理に1.5万出すなら、いっそ新しいの買うかな~、と思ったので、クリーニングとリプルーフのみで発注しました。

発注後、1.5か月くらいで作業完了。
自宅にダンボールで丁寧に包装されて届きました。

こんな感じ。
画像では分かりにくいですが、かなりオイルはこってりついてます。


リプルーフ後の初回着用時、着終わった時には手がかなり油っこくなってました。
仮に車に乗ってたら、かなりシートが油がついたでしょうね。
レザーシートなら保革になってちょうどよいかも笑

購入時より、ヘビーオイルドですね、これは。
せっかくお金出してリプルーフしたのだから、このくらいのやりすぎ感が
ちょうどよいかもね。個人的には満足です。

他の服や靴関係の記事はこちら → リンク

amazon