2026年8月28日金曜日

クワナ時計サービス

僕が30歳の時、父親が死んで
しばらくしてから、父親の机を整理した。

整理する中で、見たことない、
ボロボロの時計が出てきた。

母親に聞くと、
「そういえば昔つけていたものだね、
まだ持っていたのか」
という。

見た目にサビもあり、動かない。
ブランドはSEIKO。

高価ではないし
捨ててもよさそうなものだが、
なぜだか机にずっとしまわれていた。


この時計、全く動かなかったが、
持ってみた感じ、
どうやら自動巻の機械式のようだった。

機械式なら、
もしかしたら
また動くかもしれないな。
そう思って、
御徒町のクワナ時計サービスに持ち込んだ。

クワナ時計サービスは、
機械式時計に興味を持ち始めた僕が
2ちゃんねるの高級時計板での評判をもとに
一度修理をお願いしたことがあるお店だった。

マンションの一室を工房にして
ベテラン職人達が黙々と作業している。
そんな玄人好みの雰囲気が
まだ30歳そこそこの僕には
いかにもホンモノという感じがして好きだった。

しかし、そのホンモノは「感じ」ではなくて
本当の本物だった。

代表である桑名才次は、業界団体の会長など歴任、多くの後進を育てた時計修理業界の権威と言える人で、
クワナ時計サービスは、他の修理業者がやりきれないものをここに持ち込むような、すごいお店だった。

そんなにすごいお店だと知ったのは、後の話。
当時は技術が確かで良心的なお店だなとしか思っていなかった。

そんなお店に
普及品であるSEIKO5アクタスを持ち込むとは、
今考えるとずいぶんと贅沢な話である。

でも、桑名才次という人は、ちょっと違った。

私が預ける時に、経緯を少し話すと、
興味深さそうに5アクタスを見て、一言
「じゃあ、やってみよう」
と引き受けてくれた。

しばらくして再び御徒町のマンションの一室にある工房に受け取りに行った。

会計してすぐ終わりかと思ったら
桑名さんから話しかけてた。
「亡くなったお父さん、何歳だった?」
てっきり若くして亡くなって大変だとか、そういう話をされるのかと思ったら、
さすがは時計修理職人、桑名才次である。
60歳だと伝えると
「やっぱりそうか。
この時計を空けると、
中の部品で製造年が分かる場合がある。
年によって使われる部品が違うからね。
これは、君のお父さんが大卒なら、社会人になった年に作られたものだよ。
初任給で買ったかのかもしれないな
笑顔で語ってくれた。

料金は確か15000円だったと思う。すごい安い買い物だ。

それ以来、私はその5アクタスを修理しながら
今も使い続けている。

クワナ時計サービスはその後なくなり、同じ場所で営業していたフジ時計サービスも、今では閉業したようだ。
桑名才次さんが時計修理の世界では名の知れた人だったと知ったのも、ずっと後のことである。
でも僕にとって桑名才次という時計師は、そんな肩書よりも、父の古い時計を開けて、
「初任給で買ったのかもしれないな」
と笑った人として記憶に残っている。

SEIKO 5 ACTUSは、今も現役です。





2026年8月12日水曜日

サンミッシェルのマドレーヌ

 サンミッシェルのマドレーヌ。

家族が買って家に置いてあった。

ナショナル麻布でフランスフェアか何かをやっていたらしい。


焼菓子全般そんなに好きではない私。

ふーん、とあまり興味を示さず。


せっかくなので一つ、と思って手に取る。

デカい。

そして表面が固い。

そして甘い香り。


うーん、なんか美味しいパターンのやつ。


食べる。

マドレーヌってこんな美味しいのか。

外はサクサク、中はしっとり。

ちょっと

感動。


日持ちするマドレーヌしか食べてこなかったので

本物のマドレーヌというものを知らなかった私。

本来マドレーヌって美味しいものなのね。

2026年6月1日月曜日

パッサラックア メハリ

妻が朝はカフェラテが飲みたいと言うので、

ほぼ毎日、コーヒーを淹れている。


ホットかアイスか、ドリップかエスプレッソか(我が家にはエスプレッソマシンはないのでマキネッタだが)、焙煎度はどうするかとか、色々試してます。

 海外掲示板で、普段飲むコーヒーを教えて、というアメリカ人が立てたスレを見た。

ナポリ在住という方イタリア人が、kimboもいいけど、パッサラックアはさらにいいね、

とレスしてたのを見て、興味を持ち購入。



Amazonプライムの送料無料とかはないので、

貿易商社っぽい会社のサイトから購入。

本当は豆で買いたいが、

豆での販売は1キロ単位。

粉なら250グラム単位なので、まずは粉で購入。


さっそくハンドドリップでいただく。

ロブスタ種の味が際立つ個性ある味でした。


次はマキネッタで。

いつもより抽出に時間がかかる気がする。。。

味はヨイ。

我が家の場合、パッサラックアはドリップよりマキネッタの方が向いてると思う。

アイスコーヒーにもよかったです。

氷の上にドリップも悪くないけど、、、

より濃厚にいくために

マキネッタで出して、

カップに注いで

そのまま冷蔵庫で冷まして

ミルクを入れる。

このパターンが一番よかった。


映像の世紀「昭和天皇 後編 現人神から象徴へ」

 映像の世紀バタフライエフェクト。

2026年春に昭和天皇の前編、後編が放送された。

終戦までの前編は見逃したが後編を録画して視聴。

バタフライエフェクト最高の作品だったと思う。

天皇制の在り方について国民的議論が始まる今、全日本人が見ておくべくと思ったレベルで良作。


終戦直後、日本国は国を上げて、天皇に責任を負わせないようにした。

東京裁判で東条英機は、天皇に責任はなく、私に責任があるという趣旨で証言し、死刑になった。

もちろん天皇にも、責任があるとの発言を許さなかった。

それが終戦を迎えた日本の選択だった。


天皇は、

戦争責任を負うことも許されず、

もちろん、逃れることも許されない。

判断能力が衰え、老体になってもなお、

国民から、そして海外から、その追求は続くにもかかわらず

最期まで、誰かを責めることも、自らで責めを負うこともできない。


後にはだしのゲンを描く中沢啓治は

瓦礫の街となった広島で、

戦後巡幸で訪れた天皇を、人々が熱狂的に歓迎する様を見て

なんで戦争を引き起こした人をありがたがるのか、と憤ったという。


1971年の欧州外遊で訪れたオランダ訪問では

激しい非難を浴び、車列に魔法瓶を投げつけられる。


象徴天皇とは何か?

戦争の罪を背負えなかった指導者として

何が正しい行動なのか。

たった1人、答えを探し求め続けながら、

その答えに辿り着けなかった姿が描かれています。


晩年の記者会見で戦争責任について問われ、言葉を選んだはずの発言が社会から非難される天皇。


そのような父親の苦悩を

間近でご覧になった平成天皇が

退位を考えられたのも宜なるかな、

分かる気がします。


天覧相撲の時に見せた屈託なき昭和天皇の笑顔に救われた気持ちになりました。

2026年5月15日金曜日

長生館の流しそうめん、酢まんじゅう、かき氷

2年前に行ってなかなかよかった 長瀞の流しそうめんに行きました。


長生館という旅館の中にあります。
旅館の中には入らず、建物に沿って歩いていく。

本格的な流しそうめん!
流しそうめんに本格とかあるのかは分からないけど。

そうめんは食べ放題。
薬味もあるけど、さすがにそうめんばかりだと飽きてくる。。。
サイドメニューのみそポテトを注文。
かなり濃い味なんだけど、これがおかずでそうめんが一層すすみます。


そうめんでお腹一杯になりました。

5月のよく晴れた日でしたが、ちょうどよい気候。

もうちょっと暑くても大丈夫だけど、避暑的な活動ながら、7月入ると暑さ厳しいかもね。

長瀞来たついでに、酢まんじゅうと阿左美冷蔵のかき氷を食べて帰宅。


酢まんじゅうは初めて食べた。

名前からかなり酸っぱい独特な味をイメージしていたが

意外と食べやすい。万人受けするやさしい美味しさでした。

あと、店によるらしいが、かなりデカい。

一つは翌日の朝ごはんにしました。日持ちはギリ翌朝までですね。


あと、阿左美冷蔵で注文したメニュー、直感で選んだが、

後で写真確認したら2年に注文したメニューと全く同じだった。

食物の好みってあまり変わらないものね。





帰る前に温浴施設の万願の湯で入浴。空いてて快適でいいですね。
露天風呂からは滝の借景。滝はなんか水量が安定してない。滝ってそんなもんだっけ?

小学生低学年の娘も、また来たい、今度は長生館泊まりたい!と満足した様子の、長瀞日帰りでした。



2026年3月27日金曜日

ハンドボールの試合を見に行く

 ハンドボールの試合を生まれて初めて 見に行きました






スピード感があって見ていてなかなか楽しいスポーツですね。

細かいルールがよくわからなくても直感的にどっちが勝ってるかとかすぐわかる。

ヨーロッパでは人気があるらしいが、

なるほどと思った。

現代的で優れているフォーマットだと思う。

でも、ルールが複雑でテンポが遅い野球に人気があるというのが日本のマーケット。

根付くのは大変だろう。


2026年2月6日金曜日

ボールペンの替芯、メーカー正規品じゃなくてもいいのね

メルカリで購入したアウロラ。

大陸シリーズのエウロパ。









希少性はなさそうだけど一応限定品。

出張時専門の筆記具として使っていたスーベレーンを

北海道のどこかでなくしてしまったので、

とりあえず その代替品として購入したもの。


ただ、このアウロラ、

中古ならではの問題というか、

ちょっとしたやれ、不具合が気になる。



そして 、なによりこの芯がなかなか書きにくい。

モッサリしてるというか滑りが悪い。


また買い替えようかなーと思っていた矢先。

ラミー2000いいねぇ、なになにジェットストリーム版もあるのか、ほぉ~、などと情報収集しているうちに

アウロラにもジェットストリームの替芯がつく というネットの記事を見て

ちょっと試したくなり、近所の 東急ハンズへ。

アウロラ現品を見せて、これ替芯を見たいと聞いたところ、アウロラの芯を出される。

アウロラにはアウロラの芯でご案内してます、とのこと。

G2規格なら互換性があって、ジェットストリームもあると思うのですが、と食い下がってようやくジェットストリームを見せてもらました。

なるほど、大手文房具店ではメーカー正規品しか案内しないのか。

そういえばこれまでも、どれにしようか等と悩むことなく

一択で替芯を選んできたな。

精々色を黒にするか、ブルーブラックにするか、くらい。


そうか、芯選びは自由だったんだ。知らなかった。

なんだか世界が広がった気分です。


ジェットストリームにした感想は

スラスラー

です。

というか、アウロラの芯がモッサリ過ぎなのかも。


もう1本の常用しているボールペン、

ビスコンティはジェットストリームほどじゃないけど

スラスラーです。



ヴァン・ゴッホシリーズです。限定品じゃないけど、美しい。



 


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