それが約1年前。
一番初めに走ったのは、袖ヶ浦フォレストスピードウェイでのとある走行会。
事故って死ぬかもしれない、
死ななくても車両保険がきかないから大変だ、
とか色々な不安を抱えながら
ヘルメットやグローブといった必要な道具を買い揃え
当日を迎えた。
タイムは詳しくは忘れたが、確か１分35秒くらいだったと思う。
いや、もっと遅かったかも。
今では１分23秒くらいで走っているので、タイヤ含めほぼ全て純正装備だったことを勘案しても、今考えると相当遅い。
でもね、それがかなり楽しかったわけ。
で、そこから２月に１回以上のペースでサーキットに行くことになる。
4回目のサーキットでは、初めて富士を体験。
その時は既に、タイヤをRE71Rにしたにもかかわらず、2'18″。
今考えるとかなりゆったりペース。当時の本人的には頑張っていたのだが。。。
それから約1年。
サーキットに10回くらい行った。
装備も向上させたし、人もスポーツ走行に慣れた。
前回の富士では初回から10秒以上早い2'06″で走れるようになっていた。
（運よく、完全なるクリアラップ）
うまい人の動画と比べるとスピード域が一段違うので、マダマダだし
あとギアチェンジのタイミングが改善余地が大きそう。。。
でも、このくらいのタイムで走っておけば、「走るシケイン」「動くパイロン」状態からは脱することができた感じ。
とりあえず、速い人をよける余裕も出てくるので、邪魔になっている罪悪感もなく、「サーキット走行を楽しんでます」くらいは言えるような形になったかなと勝手に思っている。
ド初心者から1年間で「ド」のとれた初心者になったかと思う。
そこで、ド初心者だった１年前の自分に伝えたい、脱「サーキットド初心者」のためのポイントを挙げておきたい。
1．コースを覚える
まずはコレ。１コーナーは右、2コーナーは緩やかに右カーブ、みたいな情報ではなく（当然それも知っておくべきだが）、大まかなレコードラインを把握できていると走りやすさが段違い。
具体的には、富士スピードウェイなら、「コカコーラコーナーは100メートル看板でブレーキ 50でハンドル切り始め、エイペックスでもっともステアリングを切ってアクセルをゆっくり踏んで130いく。」「続く130Rは135キロで旋回、インの芝生の切れ目でインにつき、ここから踏んでいく。」みたいな情報を覚えておく。
これができるだけで、一気に早くなる。
覚え方は、うまい人のyoutube車載動画を見て、レーシングシミュレータで試してみる。コレ。
僕は秋葉原のDDRによく行った。
言われた通りやるというのが難しいのだが笑
2．タイヤに気を使う
初めて走った時は新車納車時にはいていたピレリP-zero。いいタイヤかもしれないが、サーキットでは物足りない。もっと柔らかくて、ゴムを溶かしながら路面をとらえるハイグリップタイプのタイヤにするだけで限界が大きく変わる。
うまい人たちは縦方向のグリップのことも言うけど、私のような素人には横方向のグリップの違いがコーナリングの安心感を大きく左右するので、横グリップ力が高いタイヤにすればコーナリングのスピードが格段に向上する。
サーキット走行を前提におススメされたタイヤとその特徴は
・ポテンザ RE71R ・・一発ではネオバに譲るが、総合力はこちらが上。最も高い
・アドヴァンネオバ AD08R・・熱が入ると早いがすぐ垂れる。71Rよりも少しだけ安い
の2種。
（あとダンロップDIREZZA ZⅢもすすめられたが、サイズがなく検討せず）
実際にサーキットで見るラジアルもほとんどがコレ。あとはSタイヤ。
で、私はRE71Rに換装。いきなりタイムが向上しました。
3．涼しい時に走る
暑くなると遅くなります。これがかなりタイムに影響する。
首都高や峠を走っている時は、暑いとエンジン出力が低下することになんて気がつかない。
結局サーキットにいかない限り、車の能力を使い切れる場所なんてそうそうないわけで。
ちなみに、「涼しい」とは気温のことだけでなく、実は路面温度が大きく影響することを最近知った。
朝暑かった日の午後に「涼しくなってきたなぁ、タイムでるかも」と思って張り切って走ったが、タイムはむしろダウンした。
エンジンは地面に近いところの空気に影響されるので、
朝の暑さで路面が熱をためこんだままでは、
空気の温度である気温が多少下がってもだめらしい。
以上３点。
うまい人たちが見れば、突っ込みどころ満載かもしれないが、
全くの素人が1年（10回くらい）サーキットを走ってみた素直な感想はこんなもんです。
ド初心者には参考になると思う。
プロじゃないんだから、そこまで根詰める必要もないけど、ある程度うまくなった方がサーキット遊びも楽しくなるからね。
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