2015年6月27日土曜日

渋西で焼肉(山形牛焼肉 牛兵衛 草庵」)

かつて西武は、渋谷西武とパルコで、渋谷を日本で一番おしゃれな街にしたことがあった。当時の渋谷西武は日本の最先端の百貨店だったと思う。今はすっかり、そのイメージを新宿伊勢丹に持って行かれた感じで、どうもパッとしない。そんな渋西の8階のレストランフロアにある焼肉店、「山形牛焼肉 牛兵衛 草庵」に行きました。(こないだシブセイと言っても通じなかった汗、一般的な略用って何?セイシブよりはシブセイの方が語感はいいでしょ))

さて、このお店、経営はエステ、焼肉店、ミスタードーナッツFCを運営するロイヤル商事という会社。結構手広くやっている会社みたいですね。

今回訪問した山形牛焼肉草庵は、同社の中では高級店という位置づけの様子。同じ牛兵衛の中でも「山形牛牛兵衛」「和牛牛兵衛」「信州牛牛兵衛」などがあり、同社のウェブサイトの記載によると、フラッグシップのブランドのような感じで「ハイグレードな内装」となっています。とは言っても、渋谷西武店は、いわゆる百貨店のレストランフロアにあるレストラン、というレベルにとどまります。そもそも雰囲気を期待してこのお店に行く人はあまりいないと思うが、叙々苑のような高級感はない。そう考えると、叙々苑ってすごいですね。デパートの中でもロードサイドでも、どこに行っても一定以上の雰囲気を維持していると思う。

メニューはというと、カルビ、タン塩などよく見る肉とは別枠で、稀少部位のページが設けてあります。稀少部位は種類がかなり豊富で、値段はやや高めですが、これがこの店のウリのような感じ。

注文した肉は、特上タン塩2300円、ヘッドバラ3600円、ランプ1500円。ヘッドバラは大変おいしいのだが、相当な霜降り具合で、連れ(女性)は皿の半分食べられなかった。(ということで私が2/3をいただいた。)脂の量が多い種類の肉は、一皿あたりの量はもうちょっと少なくてよいと思う。 対して、ランプは赤身っぽい感じだが、ほどよい脂のり。

全て単価の高い肉を注文したけど、下の価格帯のお肉はどうなのかな、あまり食べる気にはなりませんでした。下の価格帯の肉を試したわけではないので確たることは言えないけど、このお店に来たら、稀少部位とか特上にしといた方が安心です。

うれしかったのは、一人のホールスタッフが柔軟なサービスで当方のとある希望を聞いてくれたこと。マニュアルにはおそらくないであろう対応をしてくれると、それだけで強くよい印象が残ります。例え常連が生まれにくい、人通りが多い商業施設の中であっても、たまたま来た一組の客に丁寧に対応しようという姿勢は、うれしいもの。ぜひこれからもがんばってほしい。

牛兵衛 草庵 西武渋谷店焼肉 / 渋谷駅神泉駅
夜総合点★★☆☆☆ 2.5

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