2016年8月1日月曜日

猫が好き♪ シムシティ本で原発について語る

育成シュミレーション、いわゆる育てゲーの古典と言えばシムシティである。完全なる独断だが、賛同する人も多いと思う。
双璧はプリンセスメーカーだと思っているが、これは反対する人が多そうなのであまり強く言わない。
初代シムシティはスーパーファミコン版しかやらなかったが、かなりバランスのとれたゲームだったと思う。あのバランスに調整できたのはすごい。私はシムシティで育てゲーの楽しさを知り、その後アートディンク「A列車でいこう」、OPeNBooK「ザ・タワー」へと突き進んでいくことになる。
シムシティは漫然と取り組んでも面白いが、やはり一度は60万人都市を狙ってみるのが人間というもの。攻略本を片手に60万人を達成したのだが、それからパタリとやる気が失せてしまっていた。

それからどのくらいたった後かは忘れたが、何気なく書店にいたときに「遥かなるシムシティ」という本が目に入った。その本の題名だけしか目に入らなかったら読むこともなかったと思うが、興味を惹かれたのは著者の名前であった。著者名は「猫が好き♪」。言わずと知れたNIFTY-Serveのシスオペである。
「猫が好き♪」についてはwikipediaの項目も削除するしないでもめた結果、現在は削除されてしまったようだし、ネット人口に占めるNIFTY経験者割合もどんどん減っている。さらに故人となったので、何者か知る術が減っているが、ニフティをやっていたおじさん達のブログ(リンク:例えばこんなのとかこんなのに書かれている。まとめると、環境保全について議論するともっともらしい理屈と屁理屈を駆使して対立するものはとことん論破する電子空間内の論客といったところである。

さて、本の内容だが読んでみると、やはりというか、シムシティにおける原発が優遇され過ぎている、という主張を独立項目を立てて書いていた。そして、子供はゲームから影響を受けやすいから、これは忌々しきことである、と書いている。

私は原発推進派であるかどうかは分からないが、少なくとも強い反原発ではないことは確かであるし、私の同世代にも反原発はいない。
それはもしかしたら「猫が好き♪」が懸念されたように、シムシティがほんの少しは影響していて、シムシティ経験者は原発を受け入れやすい傾向があるのかもしれない。シムシティのプレー有無と原発に対する考え方の相関関係を調査してみてみたくなる。




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