2016年1月16日土曜日

免許取消 聴聞会 (12点9万円、累積15点)

免許取消の対象になり、裁判所、警視庁での聴聞会、てな具合に色々体験したので、忘れないよう流れを書いておきますよ。

発端はスピード違反。
あ、と思った時には速度違反で御用。
12点の違反があり、いわゆる赤キップをくらいました。
高速道路での50キロ以上オーバーです。

交通違反を犯すと、行政処分と刑事処分がまっています。

これは別々に処理が進みます。

まず初めに動きがあったのが、刑事処分の方。

刑事処分については、裁判所に行きます。
受付に行くと、当日の流れが分かるこんな紙を渡されます。
親切です。

この紙にある通りの内容で進んでいきます。

1警察官の取調べ
 ↓
2検察官の取調べ
 ↓
3裁判
 ↓
4罰金額決定
 ↓
5支払い
 ↓
6終了

という流れで、私は午前中だけで終わりました。
半日見ておけば十分そうです。

裁判所のみなさんは、敬語で対応してくれるし、紳士的。
お客さんって感じの扱いです。
もっとも、お金も払うわけだし、実際もお客さんなわけですが。

結構待ち時間があるので、私は途中で裁判所外の喫茶店でゆっくりしてました。

裁判では、事実確認があり、その後発言を求められ「反省してます」とだけ発言。
法律的には「10万以下の罰金か6ケ月以下の懲役」ということですが、私は9万円でした。
これで刑事処分は終了。


あとは行政処分なのですが、、、これはなかなか連絡が来ない。
連絡が来たのが、違反から3ヶ月経ったころ。

3か月たって自宅に警察から封筒が来た。
遅い!待ちくたびれたぞ。
封筒をあけてみてみると、行政処分「免許取り消し」処分に対する聴聞会について、と書いてある。

ん?
免許取り消し???

裁判所でも
「行政処分は別途ありますから、待っていてください。今回は50キロオーバーで、行政処分は12点、免停90日ですね。」
と言われて、すっかり免停90日、講習受けて30日と思っていたところ。

ここで、実は免許取り消しなことが判明。
どういうことかというと、私の場合、過去の違反があり(すっかり忘れていた)、今回の12点を加えると合計15点。 これだと一年の免許取り消しです。(前歴0の場合)
これはキツイ。30日と一年はだいぶ違う。

行政処分と点数の表はこちら

で、聴聞会なるものがあると書いてある。
意見ある場合は述べられるらしい。

でも指定の日は平日の日中。
これ、平日の日中の時間つぶしていく意味あるのか??
と思いググってみると、意味ある派、意味ない派、双方の意見がけっこうある。
どちらかというと意味ない派の方が多い。

うーん、じゃあムシでいいかな、と思いつつ、、、

聴聞会の場所を見てみると、意外と職場と近い。
ならちょっと仕事抜けて行ってくるか。ということで聴聞会に出席。

場所は桜田門の警視庁。

係の人は鮫洲から来ているみたいですね。普段警視庁に勤務している人ではなさそう。

集合場所に行ってみると、、、
20人くらいが集合場所にいます。
うーん、見た目イカツイ人が多い。。。

どうやら20人くらいを一斉に聴聞するみたいですね。
まず、20人が横一列に並ばされます。
そして、係の人が、一人一人に対しての事実確認をしていくことから始まります。
スピード違反の人だけかと思ったら、酒気帯び、死亡事故、色々な人が一同に会しています。

死亡事故、、、ヘビーだなぁ。。。

なんだか気が重くなると同時に、自分も重大な違反者であることを改めて自覚・・・

それが終わると、偉そうな人登場。
公安委員会でした。
この人が判事役みたいな感じで現れてからが本番です。

公安委員会の人が、それぞれ事情を聞いていきます。
みんな結構必死に言い訳します。
プロのドライバーの人もいて、生活かかってますからね。これは鬼気迫るものがあります。
「それはないだろwww」という笑っちゃうレベルの言い訳から、自作の反省文を持ち込む人まで、さまざまです。
私は言い訳ゼロ。
ただ反省してますとだけ伝えて、簡単な質問があって終わり。

結果は、一年の免許取り消しが、180日の免停に減免されました。
これなら講習で90日まで減らせます。

スピード違反の人はだいたい減免されていて、酒気帯びや人身事故の人たちは減免されていない感じでしたね。

全員分確認したわけじゃないけど、だいたいそんな雰囲気。

あと、他の人のブログとかによると、初回は減免の可能性が高く、2回目になると減免の可能性はかなり減るっぽいですね。
初回の人はとりあえず聴聞会行った方がいいですよ!!

言い訳の内容はあんまり関係ないような印象を受けましたよ。

参考になれば幸いです。

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