中心部を外れれば、大学芋の千葉屋とか、桜鍋の中江とか、味わい深い店も多いのだが、
観光客が多いエリア、とりわけ雷門前から浅草駅にかけての中心部一帯は、観光客向けの商売をする店が中心なので、店の数はたくさんあるが、じっくり通える店は限られる。
その中の数少ない店の一つが、ヨシカミ。
「旨すぎて申し訳ないス！」のコピーでお馴染みの洋食屋。
厨房のメンバーは、皆、コック帽を事務用クリップでとめているのが特徴です。
若いころから何度も行っているのだが、ビーフシチューは結構高いので、
経済的に余裕が出る年齢になるまで、ここのビーフシチューは食べたことがなかった。
ようやく、30歳代になった頃、初めてビーフシチューを頼んだのだが、
コクのあるネットリとした味に病み付きになった。
それ以来、毎回ビーフシチューを頼んでいる。
もっとも、昼時は待ち時間があるので、時間的に余裕があるときにしか行けませんけどね。
あとはハヤシライスも美味しそうだけど、毎回ビーフシチューにしてしますので
注文したことはないです。
元祖オープンとでもいうべき、見せる厨房で、手際よい調理は見ていて飽きない。
ただ、店内が狭いし、混んでるし、常に待っている客がいるし、なので、
落ち着いて食べる感じではありません。
一人で行ってサッと食べて帰るか、
気心の知れた仲間と腹を満たしに行く、という用途がおススメです。