2019年9月14日土曜日

東欧を味わう「だあしゑんか」

大規模開発が少なく、古く小さな建物が立ち並ぶ荒木町周辺の一帯は、志の高い飲食店が集まる、今、東京でもっともホットな場所の一つ。
かつては外苑西通りの反対側にあった、チェコ料理「だあしゑんか」も、その引力に吸い寄せられて?、杉大門通りに移転。
以前は2階だったと思うが、今回は地下です。
ドーンとでっかい旗?のサインがあるので迷わないと思う。


移転したものの、コンパクトでゴチャゴチャした雰囲気はそのままで、よい意味で新しいお店とは思えない、こなれた内装だ。

客層は文化系な人が中心。
単価が高くないせいか学生風の若者も散見されるが、わざわざこういうお店を選ぶような発想の人たちなので、行儀はよいし、全体的に気持ちよいです。

料理は、チェコ料理ということで比較対象がないので(笑)、評価するのが難しい。
2年前にプラハで食べた料理より美味しく感じるが、おそらく日本人の舌にあうメニューに絞っているか、味付けを日本人向けに調整しているのではないだろうか。
何を食べても舌馴染みがよく、東欧料理が初めて、という人でも、そんな驚きはないと思う。

必ず頼むべきはグラーシュ。要するにビーフシチューなのだが、東欧料理の定番中の定番。一度でも東欧を訪れた人ならば、旅を思い出せるのではないだろうか。
つけあわせのパン的な炭水化物系食品(名前はしらない)が、不思議な食感でクセになる。
チェコ料理ではないけど、同じスラブ圏ということで、ロシア料理のペリメニも提供されますが、これが美味しい。
あとは、チェコ版シュニッチェルともいうべきジーゼックなる料理も印象に残りました。

お酒はやはりチェコ料理ならばピルスナーを頼みたい。
珍しいビールのドラフトが注文できるのもこの店の魅力。

一番印象に残ったのは、料理ではなくてトイレの完成度。
手作り感ある作りこみですが、相当な完成度なので、トイレに行かずに帰宅するのはもったいない。
だあしゑんかに来たらビールを飲んでトイレに行こうw






だあしゑんかダイニングバー / 四谷三丁目駅曙橋駅四ツ谷駅
夜総合点★★★☆☆ 3.1

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