2019年11月23日土曜日

リーズナブルな上品寿司@青山

ベルコモンズの交差点から西麻布方面に歩くと、「鮨孝 完全予約制」という看板が外苑西通り沿いの歩道から見えるように立っていて気になっていた。

その日の気分でフラッと入るスタイルが好きなので、
「完全予約制」と言われると足が遠のいていた私。

でも、食べログ普及の影響なのか、
年々うまい店は価格帯問わず予約しないと
入れなくなってきている気がする。

とりわけ寿司屋はその傾向が強いと思う。
というわけで寿司屋を中心に、
最近は日程を調整して予約をして食事をするようになってきた。

というわけでいそいそと鮨孝に電話して予約。
すぐつながって、女性が愛想よく対応してくれました。


当日は2人で訪問。
築古ビルの地下一階まで階段で降りるアプローチ。
結構ボロいビルですが、不潔感はないですね。
こういうビルにはうまい店があることも多いので期待。

席の構成はカウンターのみで、8席くらいというかなりの小体。
これなら完全予約制が経営しやすいだろう。なるほど。

カウンター内には40歳代とおぼしき大将が1人、
それにフロアに女性スタッフが2人。
見える場所にいるのはその3人。

メニューは9000円と11000円のコースの2種類のみ。
両方とも一品が5皿と握りという構成で、料金の違いは握りの数の違い。

握りの先立つ5皿はどれも美味しい。
この日たまたまかもしれないけど、すべてあっさり、やんわり、な味付け。
こってり、がっつり、濃い味付けのものは一つもないので、
ビールよりも日本酒がよいでしょうな。

一品で一番美味しかったのは、セイコ蟹といって提供されたこちら。「香箱がに」の別称ですね。



握りは都会的なミニサイズ。


印象は全体的に上品、
アナゴはかなり上品な仕上げ。個人的にはアナゴはもっとコッテリしてる方が私の好みだな。
一方で大トロも上品な感じだったけど、これは逆によくまとまっていると感じ、好印象。

量もかなり上品なので、男性ならばこれだけだと足りないだろう。
おまかせのみだが、一通り終えた後は注文を聞いてくれるので、いくつか注文した。

酒の量にもよるが、会計は1人1.5万円以下でおさまり、
青山で食べる鮨としては、かなりリーズナブルに感じる。

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