2020年2月11日火曜日

F1 2019シーズンまとめ

忘れないうちにF1 2019シーズンの感想をメモ。

結果は皆さんご存知の通り、
ハミルトンの速さとメルセデスのソツのなさで
ほかのチームを圧倒したわけですが。

それはそれとして。

日本人である私にとって2019シーズン最大の話題は、
なんといってもレッドブルにホンダPUが搭載。これです。
日本全体がこれでF1に対してかなり盛り上がったと思うわけですよ。

そして久しぶりの優勝。
もっともBAR時代にように君が代が流れるわけではないのが
いまいち盛り上がりに欠けましたが。。。
日本のチームではないのでこれはしかたない。

あとは、若手ドライバーの活躍ね。
ノリスは結構活躍しましたね。あとはアルボン。
しかし、なんといっても注目はルクレール。
フェラーリ移籍は既定路線とはいえ、
多くの人が、驚きと期待をもって見ていました。
そんな期待に応えるかのように、
第2戦バーレーンでいきなりルクレールが史上最年少PP。
レースもラスト10周までトップだったのに、マシントラブルでまさかの失速。
彼のふてぶてしさは後にあきらかになるのだけど、
それをまだわかってなかった私はかなり同情したよ。

しかし、日本人ならばもっとも印象に残ったのはバーレーンではなく
間違いなくオートリアでしょうね。
マックス、スタート出遅れでガッカリさせてからの怒涛の追い上げ。
マクラーレンホンダの持つ「チーム連勝記録11」を守るというおまけつき。

あまり注目されなかったけど、個人的に一番おもしろかったと思っているのは
シルバーストーンのレッドブルVSフェラーリのドッグファイト。
結果はベッテルがマックスに追突して終わるんだけど、
それまでの接近戦がこれぞF1という迫力で、
ホンダPUもついにフェラーリとガチで競えるレベルまできた、と思わせる一幕でした。

雨のドイツGPもある意味面白かった。大波乱を制したのはフェルスタッペン。
クビアトが3位でトロロッソのチームが盛り上がりまくるお約束の光景もよかったね。
後半はアルボンもそこそもやれそうなところを見せてくれたし、
レッドブルは来年も楽しみです。

結果を振り返ってみると、
フェラーリのだめっぷりとメルセデスのソツのなさがよく分かった一年でした。

去年、イベントでホンダF1の山本氏の話を聞く機会があったのですが、
トトの強さの秘訣について
「現場の隅々まで目をくばり、一次情報を集めている。そして現場の隅々まで声をかけている。」という趣旨の指摘していました。
F1チームもなんだかんだ、規模的には中小企業みたいなものだから
文鎮型で一人一人まで行きわたるリーダーシップでけん引するスタイルも
有効なんでしょうね。

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