2017年2月27日月曜日

南青山でテイクアウトできるピザ BEST3(+1)

ピザという料理は、自宅のソファでテレビでくだらないバラエティ番組を見ながら、お気に入りのビールかカジュアルなワインと一緒に食べるのが、最もおいしい食べ方である。(異論は認める)

そして、冷めたピザほど残念なものはない。
だが、保温バッグで宅配されるドミノやピザハットにはワクワク感が足りない。おいしいと思うが、ちょっと割高感ないです?

そうすると、「自宅の近くでテイクアウトできるピザ」がいいね、ということになる。

青山在住者がテイクアウトできるピザは、私の知る限り3店舗である。


■イルパッチョコーネ



六本木通り沿いにある「トラットリア」の看板が印象的なイルパッチョコーネ。新潟にルーツを持つお店らしいが、すっかり青山でも根付いていて、住民や周辺で働く人に愛されている。愛される理由は、値頃感だろうなぁ。2003年のZAGATでは「イタリアの大衆食堂」との評。
ピザはナポリ風で生地がおいしい。テイクアウトメニューの種類も豊富で、青山ベストテイクアウトピザだと思う。

■ピザスライス2

やたらとpopeyeとかオシャレ雑誌に取り上げられる代官山PIZZA SLICEの2号店。 御幸通りの一本奥、ブルーボトルコーヒーの通りにできたH BEAUTY&YOUTHの地下に併設されている。よく知らんが、たぶん経営はユナイテッドアローズなんでしょ(おしゃれ雑誌で取り上げるのも納得ですね)。
これまで私は、ピッツァスライスと発音していたが、食べログにはピザスライスと書いてあるので、ここでもそう呼ぼう。
ピザは、ニューヨークのトラディッショナルというかオールドスタイルのピザ屋をそのまま再現したかのような味。ナポリのピザとは対極にあるスタイルだが、ある意味では本格派。私も2000年ごろニューヨークに住んだいたので、懐かしい味である。
「そのまま再現」と書いたが、ニューヨークのチープなピザよりも味に深みがあります。よくわからないけど、チーズか生地そのものにしっかりとした味付けがされている。
そして、安い。そう、ニューヨークのピザは安いのだ。ありがたいことに価格も本格派なのです。


この「ペパロニスライス」が500円です。
こういうピザにあわせる飲み物はワインはだめだ。ビールでもいいが、コーラもいい。そんなピザのテイクアウトである。

テイクアウトだと、この武骨な無地のブラウンバックに入れてくれるのもよいね。そういえば、ブラウンバッグって日本だとあまり見ないよねぇ。アメリカの方が卸値が安いのだろうか。



■アントニオ
言わずと知れた六本木通り沿いの老舗リストランテのアントニオ。芸能人の姿もよく見かける。
この店でもピザのテイクアウトができることは、あまり知られていない(かな?)。
ディナーで訪問すると、お酒込で1万円くらいしますが、ピザのテイクアウトだけなら、スーパーで買った缶ビールで済ませば、お酒込で3千円で済みます。


<2017年12月追記>
■800 degrees
2017年12月、人気店エンボカが入っていたビルにカリフォルニア発ナポリのピザ(ややこしい)の800ディグリーズがオープン。経営はあのパルコだそうです。
リンク→800ディグリーズ公式サイト

おもっきり「いまどきのアメリカ」感丸出しの内装で、もうこういうテイストの内装は正直食傷気味です。

注文の仕方は、最近この手のお店で流行りの、make your ownスタイル。

数多くのトッピングの中から自分の好きなものを選ぶ。

トッピングの数にもよりますが、価格手頃。気軽にテイクアウトできて、使い勝手がよいです。
箱もオシャレ系です。
ついてくるチリソースがメチャメチャ辛いです。好きな人は好きだろうな~

2017年2月19日日曜日

さすがのグランメゾン(ロアラブッシュ)

仕事での接待的な会食、久しぶりに会う友との食事、見栄を張りたい相手との会食。なんらかの記念日に限らず、食事に特別感を出したい日がある。
ホテルのレストランもよいが、特別感という点では少し劣る。何より、青山内に立派なホテルがない。グランドハイアットかリッツカールトンまで行かないといけない。
そういう時は街場の「立派」なお店がよい。店構えが立派、料理が立派、サービスが立派、立地が立派、値段が立派w、どれも特別感を感じるためには大事な要素である。

青山に数ある立派なお店の中でも指折りの立派さを誇るのがグランメゾン(和製仏語として定着したよね?)、ロアラブッシュである。ランチでは何回か訪問していたが、先日、初めてディナーに行った。
(ちなみに、ランチの時のレビューはこちら→過去のランチのレビュー

料理は、コースかアラカルトが選べる。
私はどのお店でもアラカルト。今回もアラカルトで注文。

前菜前にアミューズ的な皿が二つでてくるので、女性や普通の男性は前菜一皿、メイン一皿、デザートで量は十分足りると思う。
腹いっぱいたべるのが好きな人はもう一皿あってもよいかも。

前菜は甘海老のタルタルが美味しかったですね。
メインは好き好きだろうな。私は写真のホタテを注文。
デザートはクレープシュゼットがおススメ。
目の前で調理をご披露いただけて、特別感が増す。オレンジの皮をシュルシュルと華麗な手さばきでむいたり、クレープシュゼットお約束のフランベを豪快にやってみせたりで、見ていて飽きない。

食後のコーヒー紅茶にはマカロンとチョコレートが添えられる。マカロンで面白いのはトリュフ味があること。トリュフ味マカロンは、トリュフ風味というよりも、がっつりトリュフ味で、コーヒー・紅茶よりもお酒があうかも。

お会計は、ワインはグラスで済ませて、二人で約5万円。
値段も含めて、立派なお店である。



ミュージアム 1999 ロアラブッシュフレンチ / 表参道駅渋谷駅
夜総合点★★★☆☆ 3.4

2017年2月5日日曜日

バンコクで泊まるべきホテルはペニンシュラ一択でしょ(もしくはザ・サイアム)

バンコクにはたくさんのホテルがある。すごい多い。
そしてバンコクにおけるホテルの競争は激しい。世界で一番激しいと思う(もっとも激しさの定義にもよるが)。
バンコクでのホテル間競争が激しいなら、その激しさの恩恵を受けるのは利用者である。バンコクのホテルは安い。最近、東京や大阪のホテル料金が高騰しているので、一層安く感じるようになった。

先日、アメックスプラチナのファイン・ホテル・アンド・リゾート(FHR)でペニンシュラバンコクを予約してもらい、宿泊してきた。
FHRならば電話一本でやってくれるので楽チン。
1円でも安い方法をネットで比較して探す人には向かないけど、、、FHRに付くクーポンやアップグレードまで考えると実際FHRの方が得だったりするしね。実際どちらが得かはわからない。僕はFHRを使うね。
アメックスFHRについてはこちらの過去記事参照l

ところで、このペニンシュラ、全世界でたった10都市にしかない。
香港ブランドのホテルといえば、ペニンシュラの他に、マンダリンオリエンタル(29か所)、シャングリラ(79か所)があるが、それらに比べて圧倒的に少ない。
ペニンシュラを経営する香港上海ホテルズCEOの郭敬文は自社の経営戦略の特徴として「建物を所有し継続的に投資すること、最適な物件が出るまで辛抱強く待ち続けること」とインタビューで答えていた。
いまや世界中で、高級ホテルがテナントとしてガンガン出店して売上を伸ばす一方、同時にブランドのインフレを起こす様は、まるでブランドを切り売りしているようで、気持ちの良いものではない。が、それがグローバルでのホテル経営のメインストリーム。
それと対極にある、ペニンシュラのジックリ取り組む姿勢には共感する。

さて、今回のバンコク旅行では、そのペニンシュラに泊まったわけだが、それがどうだったかというと、これまで泊まったバンコクのホテルの中で最もよかった。これからは状況が許せばバンコク滞在中のホテルは毎回ここにしようかと思うほど。あ、あとザ・サイアムも気になっているので、あちらにもトライしたいが。
忘れないうちによかった点をメモしておく。


よかった点1 川の反対側という立地

ペニンシュラバンコクが建つ場所は、ダウンタウンからチャオプラヤを隔てた反対側。それ故、ダウンタウンの喧噪とは別世界である。さすが最適物件が出るまで辛抱するペニンシュラである。
ダウンタウンには、10分毎に来るホテル専用の渡し船で出ることもできる。当然無料。そして、いつも空いていて、ほぼ貸切状態。
公共交通の船はいつも混んでますからね。あれはあれで現地感があって体験する価値はありますけど。

車の場合は、接道からホテル玄関までは長いアプローチを通るが、これが草木豊かで気持ち良い。
ダウンタウンへの移動は車よし、船よし、である。
もっとも、人気の観光地やショッピングスポット、タニヤやスクンビットへのアクセスは悪いので、利便性を求める人には向かない。

ホテル専用船はいつも空いていて快適

ペニンシュラホテル側の桟橋

ダウンタウンから適度の距離があるのでスカイスクレイパーが見られる


よかった点2 朝食の場所が気持ち良い

ブッフェスタイルの朝食はテラス席が選べる。ここが川の風を感じられ気持ちよい。



よかった点3 リムジンがBMW7

香港とか東京とかのペニンシュラの広告を見ると、ロールスロイスのリムジンが紹介されている。
ペニンシュラバンコクにはロールスロイスはなさそうだが、空港までの送迎を頼んだらペニンシュラのロゴ入りBMW7が来た。
コンシェルジュに頼んだ時に、「BMW7でいいか?」と聞かれたので、他にも選択肢はあるようだ。(OKと答えてしまったのでわからない)

写真だと分からないが、控えめな大きさで「THE PENINSULA BANGKOK」とドアに書いてある。

クラウンに慣れた身としてはBMWは新鮮。7シリはさすがに後席でかい。

よかった点4 日本人がいない

たまたまかもしれないが、滞在期間中、日本人(というか日本語をしゃべる人)を一切見かけなかった。白人が5割、韓国や中国などのアジア系が5割という感じ。日本語から一切遮断されるので外国に来たぞ!という気持ちにさせてくれる。
日本人のオッサンが、カラオケ嬢を連れて帰ってくるところを目撃しないで済む。
でも、なんで日本人いないんだろう、いいホテルなのに。


よかったのは、ざっくりその4点かな。
ホテルを「夜寝るところ」と考えている人にはおススメしない。場所も不便だし高いから。滞在時間中仕事の予定だけがびっしり埋まっている場合にもおススメしない。
私のようにホテルを「ゆっくりとすごすところ」と考えている人で、仕事の出張滞在中だとしても少しはゆっくりする時間があるなら、ぜひおすすめしたい。



プールでゆっくりするのもよい
町中と比べると高いが、清潔感のある生ココナッツジュースが飲めます

おまけ
ペニンシュラに泊まろうとする属性の人なら、セントラル・エンバシー(BANGKOK NAVIの紹介記事)に行ってみるのがいいと思う。バンコクの屋台飯は魅力的ではあるものの清潔感を欠くが、ここセントラルエンバシー地下のフードコート「EATHAI」では、清潔感ある空間で、タイの人気屋台飯がいただける。

せっかくタイに来たんだから、せめてタイっぽいことしたいが汚いのはちょっと。。。という人にはピッタリである。


2019年にふたたびペニンシュラバンコクに宿泊しました →2019年に宿泊した時の記事

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