2016年12月30日金曜日

サラリーマンにとっての個人型DC 単なる課税繰延では?

2017年より個人型DCにサラリーマンも新たに入れるようになる。個人型DCに入るかどうか。2016年の年の瀬に悩んでいるサラリーマンは少なくないはずだ。

この個人型DC、個人型DC以外にも、個人型確定拠出年金とか、idecoとか、いろいろ呼び名があり、個人型401kなどと呼んでいるウェブの記事もある。これだけ呼び名があると、ググって調べようにも検索効率が悪い。業界側はidecoを流行らせたいのだろうが、idecoって言葉だけだとなんのことなのか全くわからない。せめて「個人」とか「年金」とかって語が含まれてた方が浸透すると思うんだけどな。
一方で今やすっかり定着したNISAというのも「ニーサ」だけだと何のことか全くわからない。けども事実として、この名前はかなり浸透した。結局、名前云々よりも、この制度がどれだけ世の中の人にとって使えるか次第で名前の浸透具合も決まる、ということだろう。何事も名前よりも中身だね。

さて、この制度の特徴に、長期間(原則60歳まで)引き出せない、月々手数料がかかる、という投資商品としては一般的なものの他、投資額が全額所得控除になる、というものがある。節税の手段が限られるサラリーマンにとって、最も注目する特徴はこの所得控除だろう。変額終身や個人年金保険に入っても、全額所得控除はないからね。

家族の人数にもよるだろうが、所得別にみたときに、この金融商品に最も関心を持つ(べき)層は、限界税率33%となる課税所得900万~1800万のサラリーマンだろう。このゾーンは、家族がいても長期的な投資・貯蓄に回せる金額がいくばくかはある場合が多い。そして、限界税率33%というのは、所得控除した時に実際に減る税金の金額としても、それなりのボリュームが出てくるので、手間をかけて節税するだけの意味が見いだせるだろう。
他方、課税所得が1800万を超える人ならば、こんなちまちました節税を考えずとも別の節税を考えるべきだろうし、課税所得900万未満の人は、長期間引き出せない個人型DCよりも手元の流動性を確保しておいた方がよいだろう(もちろん、生活スタイルによるが)。

ただ、ここでいう「節税」と、「税金をまけてもらう」「税金がゼロになる」というのは違う。個人型DCの節税とは、本質的には課税の繰り延べでしかない(もっとも、「節税」を謳う多くの金融商品は課税の繰り延べであるが)。なぜならば、拠出時に全額所得控除されても、受取時には、全額が課税対象になるからである。多くの金融商品は利益に対して課税されるのに対して、この個人型DCは受取金額全体が課税対象である。拠出時に全額所得控除されているので、論理的にそうなるのは当然のこととして理解できるはずだ。

そうすると、受取時の課税についてどうなるか、考えておかないと、節税メリットがあるのかどうかがわからなくなる。出ていく時と入ってくる時、両方考えなくてはいけない。
この制度では、60歳となり、引き出せるようになった時、一時金か年金形式か、どちらかを選択することになる。
個人型DCは、この受取の方法が節税メリットをどれだけいかせるかのポイントとなると思う。考えなしに受け取れば、節税メリットをほとんど享受できないというパターンもあるだろう。節税メリットがないなら、そもそも加入する意味はないと思う。

証券会社の作るパンフレットには「一時金で受け取れば退職所得控除、年金形式で受け取れば公的年金等控除が使える」と書いてあり、いかにもこれを使うとすごく税額が減るような印象を受けるが、普段の給料にだって給与所得控除というものがあるのだ。すごく得するというものではない。控除しきれない残りの額は課税対象になるのである。

どのようにして受け取るのか、その時の所得がどうなっているのか、色々と考えておかないと、制度を生かしきれないことになってしまうだろう。
雑誌などに、60歳から65歳の間の無年金の期間に受け取るのが得、などと書いてある。ただし、それが成り立つのは60歳からの5年間が、拠出している期間に比べて、収入が減る場合に限定されるでしょ。60歳以降も企業の役員として高収入を得る可能性もあるだろうし、親から相続した不動産が収益を生み出す場合もあるだろう。そんな可能性を一切無視して、あたかも加入しないと節税できない分損であるかのように書きたてるのは不誠実だと思う。

もちろん、課税だけについて言えば、支払いを繰り延べることには、時間価値がある。割引現在価値(NPV)を考えるならば課税については得である。ただし、それよりも遥かに大きな金額が、拠出として手元からなくなるのである。手元の現金がなくなり、60歳まで引き出せないということは、おおきな負の価値である。

金融機関のパンフレットや、個人が書いていると思われるブログについても課税メリットを過大評価しすぎだと思う。
もちろん再投資が非課税というのはおいしいし、メリットもある。が、60歳まで引き出せないことをもっと重視すべきだと思う。人生、何があるかわからないからね。

ちなみに、これとほぼ同じことを考えたことがあった。今は昔、大学院の授業である。
大学院時代、ゼミで、あのブラック=ショールズのマイロン・ショールズが著した「Taxes and Business Strategy: A Planning Approach」の原著(英語)を輪読した。これは、課税のされ方ごとに、現在価値を数式化していく話であったが、この金融商品たる個人型DCのバリュエーションは、まさにこの書籍に書いてあるケースそのままである。
個人型DCを検討している人で、多少でも金融の知識がある人は、この本を一読して、個人型DCがどのようなバリューを持っていると考えるべきか、体系的に理解することをおすすめする。

2016年12月26日月曜日

ガンメタのホイールのタッチアップ(アルファロメオ4Cスパイダー)

アルファロメオ4Cスパイダーという車を買いました。
↑こういうのです。

半年くらい前、車の買い替えを考え始めた時、ちょうどポルシェケイマンの新型が発表されたので、新型ケイマンは有力な候補として考えたのですが、ポルシェセンター青山に行ってみたら、悪い意味でディーラー然とした高飛車な態度と、社外品を露骨に嫌がるやり方が相変わらずだったことに辟易して、新型ケイマンは選択肢から外すことにした。

仕切り直しで、今売っている車はそもそも何があるのか、改めて調べなおし見た結果、ロータスのどれかかアルファロメオ4Cで比較検討してみることに。
松濤のアルファロメオや原宿のロータスに試乗しに行ったり、みんカラで情報収集したり、youtubeみたり(参考になった動画)、まあどちらでもよいかなとは思ったが、2ペダルが楽でよいという理由で、4Cに決定。

4Cには屋根のないスパイダーとクローズドのクーペがある。私は、絶対的な速さを求めるような運転もしないし、楽しさを優先し、屋根なしのスパイダーに決定。
色は、これまで黒・白・シルバーという無彩色の車しか乗ってこなかった私であるが、今回はせっかくのアルファロメオなのでアルファレッドにしてみた。おそらく一生に一度の赤。(あ、フェラーリを買うことがあれば赤にするかも。)

さて、買う前からわかっていた話だが、このアルファロメオ4C、横幅がやたらでかい。全長が3990しかないのに、横幅は1870もある。ポルテの全長に対してランクルプラドの横幅です。そのこと自体は悪い話じゃないんだけど、それが災いしてか、私の注意不足なのだが、買って早々、ガンメタリックのホイールにガリ傷を作った。

そんなに目立つ感じの傷ではないので、プロに頼むほどでもないなと思い、とりあえず自分で簡単に補修してみることにしてみた。
で、タッチアップペンを買いにスーパーオートバックス東雲に行って、ホイール用のタッチアップを探してみると、ホルツ製を発見。「お、コレコレ」ということで買おうと思ったら、色が黒とシルバーグレーしかない!ガンメタリックは置いていないのね。がっくり。せっかく来たのに。グレーでがまんするしかないのか・・・
とりあえず、帰宅してからガンメタのホイール用タッチアップをネットで探してみるが、ガンメタのホイール用タッチアップペンってない。ニーズないのかなぁ。
と、半ば諦めかけたその時、バイク用品としてホイール用タッチアップのガンメタ色があることを発見。僥倖!(製品の公式ウェブサイト)
バイク用品製造のアクティブという会社が作っていて、同社が製造するゲイルスピードというホイールに使われるガンメタ色と同じもののようです。もっとも、ガンメタと一言でいっても黒がつよいものからやや明るいものまでいろいろあるからね。アルファロメオのガンメタとの相性はそんなに期待はしないでおこう。

で、アマゾンですぐに購入し、さっそく塗る。筆が付属しているので、塗りやすいです。
色も、まあアルファロメオ純正のガンメタ色との相性はいいですよ(個人的な感想)。ぱっと見には違う色だと全く気が付きません。

この白い傷↓があったわけですが





タッチアップでこんな感じ↓で目立たなくなりましたよ。














こうして近くからまじまじと見ると分かるけど、遠くからのパッと見だと分からないレベルです。
拭いてからただ塗っただけ。横着しているので完成度は低いけど、それだけでとりあえずの傷隠しになりますね。

ガンメタ色ホイールへのタッチアップとしては、ありだと思います。




2016年10月10日月曜日

Uber EATS使ってみた。青山在住者には使えるサービスだぞ

Uber EATSが渋谷区と港区の一部でサービスを開始した。
いずれ東京のより広い地域で使えるようになるだろう。
Uber EATSのウェブサイトはこちら→https://ubereats.com/tokyo/

簡単に消費者目線で解説すると、スマホアプリで、レストランに料理を注文すると、Uberの人が自転車がバイクでレストランから家まで持ってきてくれるシステムだ。

私はスマホアプリが嫌いで、できるだけブラウザだけで対処してきたが、これはウェブブラウザでは操作できない。今回はいたしかたない。アプリがないと注文できないので、久しぶりにアプリをダウンロード。

アプリを起動し、お店を検索してみる。何かの記事で「Uber EATSで高級レストランを自宅で食べられる」みたいなことが書いてあったが、高級レストランはありません。高級レストランはゼロです(2016年10月時点)。トップに表示されるのはKUA AINAだし。
もともとテイクアウトでも提供している店が多いです。ハンバーガーとか。そういう店にとっては、Uber EATSに参入するからといって新たに設備投資したり、オペレーションを大幅に見直す必要もないだろうから、気軽に参入できますよね。「高級レストラン」の登場は今後に期待ですね。

今回はハンバーガー屋の「ハラカラ。青山店」でハンバーガーの配達をお願いした。
「同じ青山にあるんだから、ちょっと歩いて買いにいけよ」と言われそうな距離ではあるが、、、
ん、まてよ。そう考えると、Uber EATSの価値ってなんなんだろう?ちょっと歩いて買いに行けばよいのを、誰かに運んでもらうだけ、と考えると、Uber EATが消費者に対して提供している付加価値はすごく低い。ただ単に運ぶだけ。もちろん、お店にとっては顧客が広がるという価値があるわけだけど、消費者にとっての価値は近距離を運ぶだけか。
なんてことを考えながら、注文から到着をまっていた時に鏡に映った自分を見て気が付いた。起きたまんまの姿。シャワーも浴びてなければ、着替えてもいないパジャマ姿。マクドナルドに歩いていくこともできないだらしない姿ではあるが、Uber EATSであれば、このままの姿でも一定水準の料理が食べられる、というわけで、これはなかなかの価値である。ホテルのルームサービスみたいなものだね。自宅版の簡易ルームサービスだと思えば、それなりの価値が感じられてくる。

アプリでは配達する人の現在位置がGPSで補足できるようになっていて、ずっと見ていたが、道を間違えたりしていて、ハラハラさせられるのも面白い。「あーそっちじゃないよ!」とか「そうそう、そっちの道で正解!」とか、思わず応援してしまった。

そういえば配達料はゼロでした。
そして、ハラカラ。のハンバーガーの価格も、お店に行って直接買うのと同じ価格。(だと思う)
配送料は、お店からUber側に支払われるシステムのようだが、単身者やDINKS世帯に少量配送してるだけだと、運営側があのビジネスモデルで利益を出すって結構大変そうだが、、、
お店からどのくらいとってるんだろう。Uber側の事業計画を見てみたいな。

なお、今回利用したのは1500円のクーポンコードがばらまかれていたことがきっかけである。このクーポンコード、facebookの友達、そこここのブログでやたらとアピールされている。どうやらそのクーポンコードを使うと、ばらまいた人にも1500円分のクーポンが付与されるというベネフィットがある仕組みらしい。なるほど、とりあえずさらしておいた方がいいわけだ。そういう意味では、普段お世話になっている人のクーポンを使うのがよいかもね。
私は、配達員を経験された方のこちらのブログ↓がためになったので、感謝の気持ちも込めて、このクーポンコードを利用した。
このブログの方、見ず知らずの方であるが、この人に1500円のクーポンが行くと思うと、なんとなくいいことをした気分になる。実際には自分が1500円得するだけだが(笑)

ルームサービスだと思えばなかなか価値のあるサービスであった。
青山は、ちょっとでも外にでるとオシャレな人たちが町にあふれていて、紀伊国屋の隣のケンタッキーに買いに行くのも、ある程度身綺麗にしなくてはならない。そういう意味では、青山在住者にはなかなかよいサービスだと思った。

2016年10月1日土曜日

アメックスプラチナ グランサイズ恵比寿ガーデンの都度利用廃止 久しぶりの痛い改悪

アメックスプラチナのサービスとして、「スポーツクラブアクセス」というのがある。通常個人で契約すると毎月の会費が必要なところ、アメックスによる法人契約で、都度利用料金で利用できるというもの。

それぞれのライフスタイルにもよるが、思い立った時にしかジムを利用しない私のような人間にとっては、これがなかなか便利で、2chとか見ていると、結構このサービスを利用している人は少なくない模様。

対象のスポーツクラブは、さすがのアメックスプラチナなので、あまり庶民的なところではなく、東京では恵比寿ガーデンプレイス内にあるバブリーな内装の「クラブアットエビスガーデン」である。
このクラブは、入会に40万円超、年会費25万円、というなかなかの料金のため、頻繁に通う環境にないともったいなくて、なかなか入会には至らないのであるが、これを6000円そこそこの都度利用料金で利用できるというのは、なかなかお得感があるサービスであった。
2chには、コーヒー飲むだけならタダ、とかいうセコイ書き込みも見たことある。ホントか?ホントだとしてもセコ過ぎてやる気にはならないが。

そんなクラブアットエビスガーデン、いつ行っても空いていて、利用する身にとっては快適なのであったが、あまりに空きすぎたのか、2015年末にはクローズ。経営はコナミスポーツに引き継がれ「グランサイズ恵比寿ガーデン」として改装を経て2016年にリニューアルオープンしていた。
グランサイズとなった後、アメックスプラチナとの関係はどうなるのか不安であったが、ひとまず都度利用料金で利用できる契約は「当面」継続ということで、私もリニューアル後、何度か通った。

いつか見直しが入るんだろうなぁと思っていたところ、ついに株式会社コナミスポーツクラブより「法人会員契約変更に伴うご案内」が到着。


都度利用料金による利用は廃止となり、今後は「月払い制度」へ移行するとのこと。
具体的には
・グランサイズ恵比寿ガーデンだけでなく、、グランサイズを含む全てのコナミスポーツが利用可
・通常のグランサイズの会員と同じように月会費を払う
・アメックスプラチナへの優待として「会員資格保証金30万円が免除」
というもの。
会員資格保証金というのは、デポジットであり、どちらにせよ戻ってくるお金なので、30万円割り引かられるわけではない。
結局、優待らしい優待はない。「新プラン」と言って、いかにも引き続き特別扱いしますよ、という雰囲気で移行を促しているように見えるが、実質的にはサービスの廃止である。

これまで、「お得だから」という理由で利用してた私のようなプラチナホルダーはグランサイズを利用することはないだろう。

アメックスプラチナ会員向けのサービスが一覧になっている「プラチナウェブ」では、すでにグランサイズに新プランが記載されている。
その替わりにどこか東京の新しいジムと契約してほしいのだが、その記載は今のところない。うーん、これは完全なる改悪だな。年会費上げたのだからアメックスには頑張ってほしい。

2017/6/11追記
アメックスプラチナ・スポーツクラブアクセスの対象ジム追加。これはアメックスGJ→リンク

リーガルシーフードとボストンリーガルが紛らわしい件

学部時代の一時期住んでいた街、ボストン。
その頃から、ボストンでいつも客で賑わっていたシーフードレストラン「リーガルシーフード」に10数年ぶりに訪問してみたが、繁盛ぶりは相変わらずで、よい活気に満ちていた。

当時はあまり気にしていなかったが、まず、この標題が最高だよね。 


If it isn't fresh, it isn't Legal!

そして謎のきもかわいい魚のキャラ笑
全く洗練された感じがなく、むしろややダサい感じが同じ東海岸の大都市ニューヨークの流行店とは全く違った雰囲気で、よい。
ちなみに、リーガルシーフードの前身は魚屋で、お客さんに魚を包む時、パッケージに「legal」というスタンプを押していたそうで、そのうち「リーガル印は新鮮の証」ということになったそうですよ。私の記憶が正しければ。

ボストンでリーガルというと、日本のCSでも放送されていたアメリカの「ボストンリーガル」(公式ウェブサイト)をどうしても思い出してしまい、先日知人に「久しぶりにボストンでリーガルシーフードに行ってきたよ」と言おうと思って「久しぶりにボストンリーガルに行ってきたよ」と誤って行ってしまうという小事故を発生させました。絶対他にも同じ経験をした人いると思うんだけどな。

なお、注文したのは「名物クラブケーキとエビのグリルのコンボプレート」みたいなやつ。独特な食感と特徴的な味付けのクラブケーキはボストンに来たらマストですねぇ。

そういえば、クラブケーキだけを頼もうととしたところ、店員から「名物のボストンクラムチャウダーもどう?小さいポーションでもご用意できますよ。」との提案があり追加した。アメリカのレストランって、客単価40ドルくらいのこんなカジュアルなお店でも、テーブル担当はなかなかのプロフェッショナルな接客ができるところが、マニュアル通りのロボット接客しかできないバイト感丸出しの日本の接客対応に比べて優れているところだと思います。我が国のサービス業の生産性向上についてはいろんな意見があると思うけど、こういうの見ると色々と考えてしまいます。

一人だったのだがカウンター席もあって気軽に入れるのもよい(すべてのリーガルシーフードにカウンター席があるかは知らない)。ちなみに、隣に座ったオジさんは「ここのクラムチャウダーとコーラがあれば俺はハッピーだよ」とか言って、それだけ食べて10ドルちょっと払って出ていった。渋い。


海外に関する他の記事はコチラ→リンク

2016年9月30日金曜日

ANAファーストクラスの酒と食事 温かい料理はおいしくないね

ANAのファーストクラスではKRUGを飲む人が多いようだ。もちろん他にも色々なお酒が注文できるわけだが、「ファーストクラス搭乗しました!」みたいなブログを見ると、たいがいKRUGを飲んでいる。調べたわけじゃないけど、ANAのファーストクラスで飲めるドリンクのうち、KRUGが単価が一番高そうではある。もっともファーストクラスのバカ高い料金を払う人が、そんな貧乏くさい考えで飲むものを決めるかは疑問だ。
などと思っていたところ、先日北米行きANAのファーストクラスに乗る機会があった。
北米便で10時間以上あったので、KRUGのほか、料理にあわせて、ボーヌのプルミエクリュ・ルイジャド、ナパのトレフェゼン、リオコ・シャルドネ・ロシアンリヴァーヴァレーなど色々いただいて、空の旅をほろよいで大変満喫してきたわけですが、その結果、KRUGを好んで飲む人の気持ちがわかった気がします。
べつに他のワインがダメという話ではないですよ。実際、リオコは、全く知らなかったが気に入ったのでメモッてきたので、上のようにフルネームでブログに書けてるわけですし。ほかのお酒もおいしかったです。
ではなんでKRUGがよいのか、というと、提供される料理で、おいしかったのは、シャンパンがよく似合うお料理のみだったからです。端的にいうと、温かい肉料理が美味しくない。冷製の前菜と比べると、同じコースとは思えないレベルの格差と感じました。飛行機の中だから温かい料理は難しいのかもしれない。せっかくの料理でしたが、結局全部食べずに残してしまうレベルです。

さすがのファーストクラスなので、アミューズや前菜、デザートなどの冷製の料理は大変美味です。高い食材を惜しみなく使っていると思われます。

温かい肉料理は好きになれないんだなぁ。今回だけでなく、毎回同じ印象をいだくので、肉料理はパスしてもいいかもしれない。メインを飛ばすなんてもったいない気もするけど、いつでも食べられるメニューの「炙りまいか塩辛」とか、KRUGに合いそうな料理は他にもたくさんあるし。
先日知人にその話をしたら「そんなこと言うなら、和食にすればよいじゃないか!」と言われた。しかし、ファーストクラスは、KRUGをはじめとしたワイン類の品ぞろえが豊富で、しかもそれを一杯ずついただけるというのが魅力的なわけでして、結局はワインを中心に考えて毎回洋食にしてしまうのでした。

ちなみに、ファーストクラスに乗ると、チェックインバゲージにはファーストクラスのタグがつけられ、到着空港でのバゲージクレームで荷物がすぐに出てくる。
しかし、ファーストクラスよりもさらに先に出てきたことがある。
VIPタグをつけられた場合だ。
このVIPと書かれたピンクタグがつけられると、一番先に荷物が出てきます。(VIP待遇の場合は職員がアテンドすると思いますが)


海外に関する他の記事はコチラ→リンク

2016年9月25日日曜日

アメックスプラチナの「使える」特典 ファインホテルアンドリゾートFHR

アメリカンエキスプレスプラチナカードの会員の特典は一部の人を除いて全く使い道がないほぼ無価値なものから、万人にとってうれしいすごーく得した気分になるものまでいろいろある。その中でもFHRと略されるファインホテルアンドリゾートはかなり多くの人にとって「使える」サービスだと思う。
アメックスのデスクで対象ホテルを手配してもらうと、16時レイトチェックアウト確約、100ドル分の館内クーポン(レストラン、ルームサービス等・・・ホテルによって微妙に差あり)プレゼント、状況に応じて12時チェックインや部屋アップグレードが受けられます。
部屋アップグレードですが、かなり優先してやってくれるようで、ニューヨークのthe pierreに宿泊した時は、たまたまある繁忙期(日)とドンピシャになってしまったのですが「喫煙部屋でよろしければアップグレードできるのですが、、、アメックスプラチナの方にはほぼ毎回よい部屋にアップグレードできているのですが、今日は大変なイベントと重なってしまっていて申し訳ありません。次回はアップグレードできるはずなのでまたぜひ!」と言っていたので、「空いていれば」ということにはなっているものの、結構確度が高いものと思われます。

こちらはアップグレードされたボストンハーバーホテルの部屋の様子。私は朝食は部屋でとるのが好きですが、レストランに行くのが好きな人もいるようですね。


こちらはニューヨークのthe pierre。たしか、予約上は朝食はレストランだけだったと思いましたが、使えきれない100ドルクーポンを充当し、ルームサービスでの朝食にしました。(記憶がやや曖昧)ちなみにこの日はステーキのランチのアポが入っていたため、朝食は軽めにしました。

このFHR、アメックス経由で予約するので、電話一本で非常にスムースに予約が完了する一方、血眼になって、もっとも安いブッキング方法がないのか、といって最安値を探すのが好きな方には不向きと言えるでしょう。ただ、このFHRに関しては、不当に高いということもなく、むしろ結構安く感じることが多いです。
もちろんFHRにラインナップされるホテルはどこも一流ですから、高額ではありますが、そのようなホテルに関心がある方は、使って損のない特典だと思います。
似たサービスでSLH (Small Luxury Hotels)というのがあって、高感度な方はこちらの方がおすすめです。私はデッカイ老舗ホテルが好きなので、SLHを避けているつもりはないのですが、結果的にたいがいFHRになります。


海外に関する他の記事はコチラ→リンク

アメックスプラチナの使い方 他の記事のリンクはこちら

2016年9月24日土曜日

ブリリアタワー代々木公園クラッシィで思い出すあの事件

自宅に「Brillia Tower 代々木公園 CLASSY」の案内が届いた。

ブリリアタワーと言えば、目黒駅前の大規模タワーマンションが注目を集めた。
駅前、しかも決して高級感があるわけではない目黒駅前の立地なんて、騒がしいだけで、電車中心の生活をする人にしかよい印象はないと思うのだが、
そういう生活をする人には、あの価格は高すぎるだろう。代官山の駅前というなら話は分かるが。
だから、実需の下支えが期待できず、あの価格は長期的には維持できないはずと思うのだが・・・
実際は飛ぶように売れたようだ。バブルだなぁと思った次第。
どうせ、この「Brillia Tower 代々木公園 CLASSY」もかなり強気の価格設定になるだろうと思う。
不動産相場に弱気な報道もチラホラ出てきているが、そのような報道を読んでみるとたいがいは湾岸や世田谷のマンションが売れないという話で、3Aをはじめとした都心部のマンションが売れていない、という話はない。
この「Brillia Tower 代々木公園 CLASSY」の立地は、山手通り沿いで、「都心部」なのか?と言われると微妙ではあるが、レインズで代々木公園周辺の中古物件の取引価格を見てみると、都心部並みの人気があることがわかる。
おそらく都心部の物件と同じように考えるべきだと思う。
それになんといっても、物件周辺の大規模マンションの少なさが、このマンションの価値を形成するだろう。周辺にはタワーマンションや大規模物件といえるような物件は見当たらない。代々木公園が好きで、かつ、大規模物件がいいという人が世の中に一定数いるはずだから、そういう層には比較対象がなく、高値で買ってくれるかもしれない。
そして、上階からのパークビューが素晴らしい。公式サイトでも、やはり代々木公園を見下ろす眺望を売りにしている。ここまで考えると、かなり高値でいけそうだし、ほしくなってくる。
ただし、全住戸のうち、代々木公園まで抜ける眺望を持つ部屋は少ないだろう。井の頭通り沿いにはそれなりの高さのマンションが立ち並んでいるから、けっこう上の方の階にいかないと代々木公園が見えなさそうである。
そうすると、やはり資産価値が期待できそうなのは上層階の住戸であるが、上層階は大きな間取りだけのプレミアム住戸として売り出すような雰囲気である。それにそもそも「上層階」が少ない。タワーマンションと言うには階数はかなり少ないのだ。

そして、一番気になるのは、この立地からすると、代々木公園が見えるということは、おそらく同時に、モルスタ社員バラバラ殺人事件で有名になったあの富ヶ谷のマンションも見えてしまうのではないか、ということ。
これはかなりのマイナス要素である。
あれだけ報道されていたので、大島テルを知らない人でも、気が付いてしまうだろうから、不動産価格に与える影響も少なくないと考えるべきだ。
しかし、周辺一帯の不動産価格を引き下げてしまうとはおそろしい女である。
霊感が強いと自分で思っている人はやめたほうがよいのは間違いない。
あと、立地がちょうどどこからも坂を下った感じの窪地なんだよね。元代々木町や西原、大山町の高台とは格が全く違う。大雨で水がたまりそうだし。
物件が面している富ヶ谷の交差点は交通量が多く、殺風景な場所である。向かいに雰囲気がよい商業施設っぽい感じの建物ができたことがせめてもの救いか。
いずれにせよ、このマンションを買えるだけのお金がある人が住むべき場所ではないね。
代々木公園の大規模マンションにどうしても住みたい!という思いが強い人はのみどうぞ、という売り方になるだろう。売れる人には売れるから結構高値でも完売しそう。

2016/10/24追記
モデルルームは来春オープン予定とのこと。

その他の不動産の記事一覧はこちら






2016年9月4日日曜日

ロッテ葛西ゴルフからディズニーランドの花火を見る

ゴルフの練習は葛西のロッテに通っている。ほんとは神宮外苑が家から近いからいいんだけど、狭いし、それになによりも、葛西のロッテは24時間営業が魅力。高樹町から首都高でひとっ走りして向かっている。
おまけで魅力的なのは、20時過ぎに行くとディズニーランドの花火が見られること。
見られる場所は入って右側にある程度進んだあたり。具体的には2階打席の185番あたり、3階打席の285番あたりです。


写真の真ん中に小さく光っている丸が花火。写真だと小さいですけど、実際に見るぶんには十分な大きさ。そして、音の大きさも十分な迫力です。それを優雅に座って見られるわけで、なかなかよいです。
ディズニーランドにはあの混雑と客層の雑多さ、クローズのタイミングの駐車場出口の半端ない混雑具合から、どんなに子供に頼まれても自分自身は一生行かないと心に誓っているが、花火を外から見るのはアリです。

2016年9月3日土曜日

グローバルフロントタワー さっそく売りにでてますね

芝浦のヤナセの横にそびえ立つグローバルフロントタワー。知人が引っ越したので引っ越し祝いついでに訪問してきた。
しかし、ほんとにいいタイミングで売り出したと思う。最終期あたりでは、買ってすぐ売れば儲かるな、と思った人も多かったはずだ。実際に後半の販売は多くの部屋が抽選になった。
実は私も眺望がよい、高層階の部屋を申し込んだが、倍率10倍くらいであえなく落選した。まさか10倍までいくとは思わなかった。
そして現在、売りに出ている物件を見ると、やはり分譲時2割くらいの上乗せを狙っている。(購入諸費用は除く)
グローバルフロントタワーよりも竣工が古い芝浦アイランドグローヴタワーの成約価格からしてみても、そこまでありえない価格ではないと思う。
買った人はうまくやったよなぁ、と思うわ
芝浦のヤナセにはお世話になっていて、馴染みがあるのだが・・・やっぱり人が住む場所じゃないなと感じてしまう。道路がだたっぴろくて、人の気配が薄い。だからといって閑静という言葉も似あわない。
個人的にも魅力を感じるものにしかお金を使わないようにすることが大事、という原点に立ち戻って、地道に3A(麻布・青山・赤坂)の不動産を狙っていこうと思います。

2016年9月2日金曜日

日本に残すべき味(香雅)

その土地、その土地で長く地域の人に愛されてるお店というのがある。そういう店は、幹線道路沿いの目立つ場所ではなく、奥に入ったところにあることが多い。
高崎線新町駅そばの香雅という中華料理店はそんな店です。
読み方はおそらく「こうが」だと思う。(間違ってたらすいません)

ラーメンと半チャーハンセット750円を注文。
「これぞ日本のラーメン」「これぞ日本のチャーハン」という二皿で、これに不満あるやつは日本人とは認めたくないレベルで正統派。
ラーメンに浮かぶ一枚のチャーシューはパサついてモソモソするタイプなのが、またよい。
意外に味がシッカリついていておいしい。
こういうパサパサした系統で、これほどおいしいチャーシューって稀だと思う。

昼時に満席近い客の入りである繁盛ぶりも納得である。
こういうお店が日本にふえればと思うが、理想と現実は違い、逆に減る一方だと感じる。
日本に残すべきお店である。店主にはがんばってほしい。

香雅ラーメン / 新町駅
昼総合点★★★☆☆ 3.4

2016年8月19日金曜日

いきなりアメックスプラチナ、ダイナースプレミアムを取得する方法

アメックスプラチナカードを取得するためにはインビテーションが必要である。アメックスから、プラチナカードを与えるにふさわしい人であると認められなければいけないわけだ。そのためには、一つ格下のアメックスゴールドカードを使い、決済を重ねて、アメリカンエキスプレス社に対する信用力をつけなくてはいけない。そんなことを一年くらい続けると、やがてインビテーションが送られてくる、というのが一般的なルートだろう。
でも、プラチナのために地道にゴールドを使い続けるのって面倒だよね。それに、アメックスゴールドって券面が金ぴかで下品。成金っぽいし、悪目立ちする。人前で使いたくない。
なんてことを思うワガママな私であるが、アメックスゴールドも、アメックス緑も一度も持たず、いきなりプラチナに申し込んでホルダーになった。
そんなことが可能なのか?
可能です。
それまでアメックスのカードを一度も持たず、いきなりアメックスプラチナをゲットすることは可能なのです。
私自身、実際に手元に届くまでは、ほんとにそんなこと可能なの?と半信半疑でしたが、実際に手元にきたんで、ほんとに可能でした。
初めてのアメックスでいきなりプラチナを取得する方法は、私の知る限り、2種類あります。
ひとつは、たまに私のところにも案内がくる「プラチナカードお友達紹介キャンペーン期間」的なやつ。その時は期間を区切っていたりしますが、実際はキャンペーン期間じゃなくてもプラチナカード会員からの紹介を常に受け付けています。
ちなみに、何らかのアメックスカードの保有有無、属性に関係なく、とにかくプラチナホルダーからの紹介があれば、いきなりプラチナで審査してもらえます。もちろん、審査はプラチナの審査なので、アメックスゴールドカードが通る属性の人でも結構落ちます。私も大企業勤務の知人を紹介してみましたが、年齢が若かったからか、落ちました。一般的には高収入として知られる大企業勤務だったんですけどね。意外とシビアだということを知りました。
ヤフオクでアメックスプラチナへの紹介状を販売するという超絶セコイホルダーがいたが、その売り文句が「私は高い属性。高い属性からの紹介だと審査も通りやすい。」というものであった。ほんまかいな?w
そもそもヤフオクでせこい商売しているやつがほんとに属性が高いとは信じられないわけだが。。。
もっとも、もしそれが本当だとすれば、私の紹介で落ちた人がいるという事実は、私のアメックスへの信用がまだまだ足りないということを示しているわけだな笑
もうひとつのいきなりプラチナカードを取得する方法は、社員推薦という方法。私はこれで取得しました。
どういうことかと言うと、アメックスの社員が、プラチナカードに見合う属性であり、かつプラチナカードに関心がある人がいれば、社員推薦という形でいきなりプラチナに申し込めるようにする、というものです。
アメックスの社員はいろんなところにいるので、見つけるのはそんなに大変なことではないと思います。その社員が何を考えているか?を考えてコミュニケーションすれば、「プラチナカードに興味ありませんか?」と言われるでしょう。
もっとも、ご自身がアメックスプラチナに見合う属性だとすれば、の話ですが。
ちなみに、同様のことがダイナースプレミアムにも言えます。アメックスプラチナの時と同じようにダイナースの営業にもコミュニケーションをとってみたところ、「ダイナースプレミアム」「ANAダイナースプレミアム」の案内を送ってきました。

ちなみに、こちらがANAダイナースプレミアムのインビテーションである。ANAお得意の787を誇らしげに表紙にあしらった堂々たるデザイン。
100円のショッピングにつき2マイル貯まるので、あっという間にNY往復ファーストクラスの特典航空券相当である15万マイルくらい貯まっちゃいますよ。貯まってもなかなか使えないのが難点なのですが。

アメックスプラチナの使い方の記事一覧はこちら


アメリカンエキスプレスプラチナ、ダイナースプレミアムに関する記事はこちら













2016年8月14日日曜日

アイラのウイスキー、ラタキアのたばこ、正露丸が同じ臭いの理由

アイラのウイスキー、ラタキア葉のパイプタバコ、正露丸。

共通点は、
「僕が頻繁にお世話になる」
というのが一点。
「同じような独特の臭いがする」
というのがもう一点である。

これらの匂いは、消毒液の臭いというか、なんというか。一言でいうと正露丸的な臭いがするわけです。それがいいわけですが。

ウイスキーは若いものの方が特徴的な味で、臭いも若い方が強いですよね。
長期熟成ものになると、まろやかになっちゃうので、臭いも刺激的じゃなくなる。

アードベックだと、TENなんかが、個性も際立っていて好きなんですけど、ほんと正露丸を飲んでいるような味です。



では、これらの臭いの元は何なのだろうか?

まずは正露丸から。
正露丸の独特な臭いは、クレオソートというものから発生している。
じゃあ、そのクレオソートとは何かというと、木を炭化させる時に抽出される油状の液体だそうです。
これが正露丸の正体。
つまり、正露丸の臭いの元は木に由来しているわけですね。

次にウイスキーの臭いについて。
ウイスキーの香りは、ご存知のとおり、麦芽を乾燥させるための、燃やしたピートの煙によるものです。
ピートとは何かというと、草が炭化しかけた泥状のものです。つまり、ウイスキーも炭化した植物に由来した臭いなわけですね。
ウイスキーと正露丸の臭いがにているのは、ともに植物の炭化によるものでした。

では、同じような臭いのするラタキアの、臭いの元は何なのか?
ネットで調べてみると、どうやら、タバコを燻製する時に生まれる臭いのようだ。
燻製と言っても、何の煙で燻しているのかにより臭いも違うのだろう。
ウイスキーや正露丸の香りの由来を踏まえると、やはり炭化した植物を使っているのだろうか?
そうだとするとすっきりするのだが。。。
わかる人がいたら教えてほしい。

スタドラーフォームの扇風機

布団を清潔に保つためには、もちろんお天道様の下で毎日干すのが一番だが、
なかなか毎日はできない。

では、どうするか?という次善の策としてネットで奨められていたのが、扇風機を使ってふとんに風をあてて乾燥させる方法。
なるほど、一理ある。

早速試してみよう、というわけでさっそく、扇風機を探しに蔦谷家電に行く。
こういうショールーム的に使いたい時には、蔦谷家電って重宝するわね。
さらにその後、ビックカメラにも行って現在販売されている扇風機を漏れないように一通り見てみたが、印象はこの一言に尽きる。

「最近の扇風機、ボタン多すぎじゃないですか?」

念のため確認するけど扇風機といえば、羽根が回って風がでるというシンプルな機能のやつですよね。
そんな単純な機械のスイッチで必要なのは、「首振り有無」と「強弱/切る」くらいじゃないの?と思っていた私にはカルチャーショック。


こんな感じですよ。
飛行機のコックピットかよ!ってレベルでボタンが多い。じゃあ何の機能なんだと見てみると、ステップダウン運転とか、リズム風とか、ほんとに必要なのと思うような機能ばかり。まあ買った扇風機についてたら使うかもしれないけどさぁ、、、それって本当に必要?と詰めたくなるような機能ばかり。製品開発会議を見てみたいわ。おそらく、「とりあえずその機能も盛りこんどけばいいじゃん。」というノリでいれたんだろうなぁ(たぶん)。まさにこれぞ戦略不在、というやつですね。結局何も決められないわけです。リスクはとりたくないから、とりあえず盛り込む。で、必要なさそうなものがてんこ盛りになる。日本企業の組織構造の恥部をみているようでいたたまれなくなるわ。

それに、こんなボタンがたくさんある樹脂のデカイ物体がリビングにあったら部屋の雰囲気ぶちこわしだな。我が家の設計をしたデザイナーに申し訳が立たぬ。
私の自慢のカッシーナと相性が悪いし、とにかくまったくおしゃれな感じがしない。
せめてボタンがカバーで隠せたらいいのに。。。

で、とにかくシンプルなもの、ボタンが少ないものはないのか?と色々見てまわって結局買ったのが、スタドラーフォームなる会社のチャーリーという扇風機。出展:公式サイト(http://www.stadlerform.jp/products/index.html#products03)

このシリーズの「スタンド」という一番背の高いモデルを買いました。2万円くらい。
だいたい130センチくらいまで高くなります。個人的な感想としては、シンプルでおしゃれなデザインである。

まず、メーカーであるスタドラーフォームって何って話ですが、スイスの会社のようです。ちゃんと日本語のサイトもある、 スタドラーフォームの公式サイト(イキナリ音が出るサイトです・・・) デザインコンシャスな加湿器や暖房器具を開発・販売しているようです。スイスの企業ということでなんとなく質実剛健感が漂いますね。でも、デザイン的にはなんとなく日本のドウシシャと似たような感じ、というといきなり安っぽい感じにも見えてきます。良くも悪くもミニマムということでしょうか。

製品は自分で組み立てるタイプ。部品点数はそれなりにあるけどそんなに難しくはない。ただ、プラモデルとか作ったことがない人だと、ちょっと戸惑うかも。あと、私のような素人の組み付けだと羽の回転軸の中心がきれいに揃わない。。。回してみるとよくわかります・・・



機能は3段階の強弱と首振りのみ。2万近い値段で、こんなシンプルな機能しかない扇風機も珍しい笑。

あと、音がでかい。そして弱でも風がけっこう強い。さすが海外製品である。細やかな気遣いなど全くない。「扇風機なんだから風がしっかりでればOKだろ」「風が強ければお前が離れろ」といまにも言われそうなふてぶてしい佇まいが逆に頼もしい。(もしかしたら組み立てをもっと丁寧にやれば音は小さくなるかもしれない)

「洗濯機ならばしっかり洗えることが一番」と言って憚らず、節水という概念が全くないミーレの洗濯機みたいなのが好きな人は、このスタドラーフォームの扇風機も気に入るのではないだろうか。でも、なんとなく早く壊れそうな気もします。何の根拠もない、ほんとなんとなくそう思うというだけですが。

買ってから気が付いたが、パレスホテルのお堀に面した気持ちのよりテラス席にもスタドラーフォームの扇風機が採用されていた。やはり、デザイン的にしっかりはまりますね。


かっこいいとされるホテルに置かれているという事実は、そのプロダクトの主観的価値を高めると思う。














2016年8月11日木曜日

人生を豊かにするお店(レストラン・タニ)

知人が常連ということで、連れて行ってもらった。

3皿で5500円というプリフィクスにして、メニューに目を落とすと、惹かれるものがいくつかある。これはうれしい悩み。しばらく考えた末、フォアグラのプリン、ビスク、鴨のローストとフォアグラのリゾット(追加料金あり)を注文。

特にフォアグラのプリン、ビスクはドッシリとしたコクがありワインがすすむ味。上品な感じはないが、素直に美味しい。

これで5500円は非常に安いと感じる。ドリンクは単価が高いものが多い印象だが、全体的なコストパフォーマンスに優れているお店と思う。今回の訪問時は、ついつい美味しそうなワインを注文したおかげで一人20000万円近くなったが。

お店はかなり小体で席数が少なく、これではすぐ満席になってしまうだろう。訪問日も満席だった。こういうお店はフロアの面積が5割増しでも十分やっていけると思うが、あえてのこの小ささが一つの雰囲気になっていて、それがまた付加価値なのだろう。

訪問時の客層は、年齢層が高く、落ち着いた感じでよかった。そもそも、こういうお店は若者が背伸びしていく感じのお店ではないしね。若者が背伸びしていくべきお店は、ホテルの中とか、商業施設の中とか、他にたくさんある。たまたまかもしれないが、2人の客が見たところゼロで、3人以上のグループばかりだった。おじさん・おばさんが集まってわいわいやるのにちょうどよいお店と思う。

フロアのサービスの力は十分な水準であるが、たまたまなのか、サービス上のちょっとしたミスがあったが、直ぐにメートルからフォローがあった。特別な日に行く感じのお店でもないので、何かあっても、その後でフォローがあり、客に気をつかっていることが伝われば、それで十分であろう。

こういうお店と長く付き合えることは人生を豊かにする、そう思えるお店でした。

レストラン タニフレンチ / 外苑前駅表参道駅乃木坂駅
夜総合点★★★☆☆ 3.8

2016年8月7日日曜日

メディカルコンサルテーション(アメックスプラチナ・ダイナースプレミアムの優待)

カードのサービスで「メディカルコンサルテーション」というのがある。クレジットカード情報をまとめているブログを見ると、どうやらアメックスプラチナ、ダイナースプレミアムのみが提供しているようである。あ、もちろんさらに上位のものにも付帯していると思いますけどね。

人間ドックしか使ったことはないが、実はこれはかなり使えるサービスであると思う。

大半の人がそもそも正規料金では支払わないサービスを特別に優待で割引します!とか(飛行機とかホテルでよくあるやつ)、やたらと高い専用コースを頼めば一人無料にします!とか(エグゼクティブダイニングのことです笑、いわゆるコナカ商法)、売出し中の病院を割引します!とか(単なるお試しキャンペーンですよね、まあこれはうれしいですけど)、得しているのか損しているのかよく分からないカードのサービスって多いんだけど、これは違う。(と思う。。。メディカルってあまり詳しくないんで・・・)。
予約がとるのが大変な、一流の人気病院が提携先となっていて、かなりお得な優待価格で人間ドックが受けられる。


電話応対などの具体的な業務は、企業のベネフィットワン・ヘルスケアが受託している。ベネフィットワンヘルスケアのウェブサイト(リンクはこちら)を見ると、同社の事業は企業・団体向けに、健康保険関連と福利厚生関連へのサービスのアウトソーシングが柱のようである。
同社のサービスのラインナップ紹介の中の一番端っこに「富裕層向け健康管理」というメニューがある。これをそのまま適用しているのかもしれない。
しかし、予約がとるのが大変な一流人気病院を割引にするっていうのはいったいどういうことなのだろう。もちろん個人的には得するだけの話なのでなんの不満はないのだが、仕組みが気になる。
僕の知らないところで、実はかなり多くの人が大規模な法人契約で割引で受診していて、その価格でも十分成り立っているのだろうか。それにしては割引額が大きすぎる。割引の差額はベネフィットワンヘルスケアと病院の大口契約によるものなのか、それとも優良見込み顧客りの紹介ということで病院の営業経費的な扱いなのか、、、メディカル業界というのは奥が深いですね。

アメックスプラチナの使い方の記事一覧はこちら

アメリカンエキスプレスプラチナ、ダイナースプレミアムに関する記事はこちら





2016年8月6日土曜日

アクアパッツァ跡のピエモンテ料理(トルナヴェント)

六本木ヒルズができる前の話ですが、外苑西通りとテレ朝通りに挟まれたエリアのアルポルトがある路地から、さらに一本折れた道の一番奥に、かつてすごく行きたいお店がありました。当時の私には高級すぎていけませんでしたが、憧れのあまり、絶対に周辺住人以外は通らないであろうその裏路地を進み、店の外から窓越しに大人たちが夜の食事を楽しむ様子を眺めたりもしました。今考えると完全な不審者です。

私が海外にいた頃、そのお店は広尾に移転しました。移転後は何度かお店には伺いすることができましたが、やっぱりあの場所にあった時のあの雰囲気で食事したかったなぁと思っていたのですが、、、

そういえばあの場所はどうなっているのか、ふと気になり久しぶりに路地を進んだら、、、お!またイタリアのレストランになってるではないか。昔の雰囲気とはちょっと違う気もするが調べてみるとお店の名前はトルナヴェント、食べログの点数は4点台。これは行かねばなるまい、そう思ったのが何年前だったか。

それから何回か行きました。一回に終わらず、何回か行ったのは、席数の少なさが作り出す、特別感と、メートルの女性の独特な感じ。なんとなく秘密めいたお店の雰囲気は、親密な女性と一緒に行くよりは、親密になりたい女性を連れて行くのが適していると思います。

2016年8月1日月曜日

猫が好き♪ シムシティ本で原発について語る

育成シュミレーション、いわゆる育てゲーの古典と言えばシムシティである。完全なる独断だが、賛同する人も多いと思う。
双璧はプリンセスメーカーだと思っているが、これは反対する人が多そうなのであまり強く言わない。
初代シムシティはスーパーファミコン版しかやらなかったが、かなりバランスのとれたゲームだったと思う。あのバランスに調整できたのはすごい。私はシムシティで育てゲーの楽しさを知り、その後アートディンク「A列車でいこう」、OPeNBooK「ザ・タワー」へと突き進んでいくことになる。
シムシティは漫然と取り組んでも面白いが、やはり一度は60万人都市を狙ってみるのが人間というもの。攻略本を片手に60万人を達成したのだが、それからパタリとやる気が失せてしまっていた。

それからどのくらいたった後かは忘れたが、何気なく書店にいたときに「遥かなるシムシティ」という本が目に入った。その本の題名だけしか目に入らなかったら読むこともなかったと思うが、興味を惹かれたのは著者の名前であった。著者名は「猫が好き♪」。言わずと知れたNIFTY-Serveのシスオペである。
「猫が好き♪」についてはwikipediaの項目も削除するしないでもめた結果、現在は削除されてしまったようだし、ネット人口に占めるNIFTY経験者割合もどんどん減っている。さらに故人となったので、何者か知る術が減っているが、ニフティをやっていたおじさん達のブログ(リンク:例えばこんなのとかこんなのに書かれている。まとめると、環境保全について議論するともっともらしい理屈と屁理屈を駆使して対立するものはとことん論破する電子空間内の論客といったところである。

さて、本の内容だが読んでみると、やはりというか、シムシティにおける原発が優遇され過ぎている、という主張を独立項目を立てて書いていた。そして、子供はゲームから影響を受けやすいから、これは忌々しきことである、と書いている。

私は原発推進派であるかどうかは分からないが、少なくとも強い反原発ではないことは確かであるし、私の同世代にも反原発はいない。
それはもしかしたら「猫が好き♪」が懸念されたように、シムシティがほんの少しは影響していて、シムシティ経験者は原発を受け入れやすい傾向があるのかもしれない。シムシティのプレー有無と原発に対する考え方の相関関係を調査してみてみたくなる。




2016年7月30日土曜日

google発行の冊子 g-sphere

googleが発行する冊子「g-sphere」(ジースフィア)。職場にたくさん転がっていたので気がつかなかったが、一般には出回っていないようだ。出版物としての完成度は高く、内容もエッジが効いていてなかなか面白いのですが、もったいない。

ジラールペルゴ リシュビル 7年間7万円

facebookで「腕時計投資」という広告が表示された。「腕時計を購入して、レンタルして収益を稼ぎつつ、元本を売却するという新たなシステムか!?」すごいのがでたなー、と思ってクリックしてみたら、、、

実際のサイト(こちらです)を見てみたら、ただ単に買ってオークションサイトで売るというだけの話でした笑。なーんだ、という話。これで「投資」を名乗るというのもスゴイですね。投資という言葉の定義・概念を覆しかねないね。

もっとも、その理屈がありだったらフェラーリ投資もいいよね、ということになる。価格がかなり安定して、F355とか、ほとんど寝落ちしない。ポルシェの993やGT-Rの32なんかは最近かなり値上がりしてるしね。

だから、腕時計「投資」という言葉はどうなのよ、とは思うものの、そういう経済観念はありうべしと思うわけです。

たしかに、これまで私の買った時計もそこそこの値段で売れている。

生まれて初めて買った機械式時計はジラールペルゴのリシュビルというトノー型ケースのクロノグラフだった。新宿の京王百貨店が定期的にやっている質屋フェアみたいな催事に行って、何往復もして、悩んで悩んで、これに決めた。20万円。当時社会人1年目で、はじめのボーナスをこれに充当した。


気に入って使っていたが、パテックフィリップのカラトラバを購入した時に、リシュビルにはもはや出番はあまりないと思い、購入と同じタイミングでヤフオクで売却した。10万円で出品して13万円くらいで落札されたのだが、数えてみたら、買ってから7年で7万円マイナスで売却した計算だ。ちなみに、一回もオーバーホールしてないので、維持費はゼロ。あ、ベルトはカミーユフォルネのものを何回か買ったな。

一年間1万円と考えれば、まあそんなもんか、と思う。

カラトラバは長年使うだろうし、そういう意味ではかなり安い買い物だったかもな。とりあえず倍の1年5000円くらいを目指して保有します。

他の服や靴関係の記事はこちらをクリック

2016年7月23日土曜日

ベスト500円以下ドリンク付き外食(トモカコーヒー代々木上原店)

早く目覚めた土日の朝、自宅のキッチンでこってりとしたアメリカンブレックファストをジュージュー音を立てながら調理するのもいいが、一人朝食を食べにでかけるのも気持ち良い。だが、土日朝早くからやっているお店は少ない。前日遅くまで飲み食いしなかった翌日は胃腸の調子がよいので、朝6:30オープンのグランドハイアットのフレンチキッチンのブッフェをいただくが、そこまで胃腸が快調でない日の方が多い。なので、オールドファッションな喫茶店のモーニングというのはよい選択肢であるが、とりわけ土日は開店時間がゆったりなことが多く、朝早くに入れるお店は少ない。
そんななかにあって、井の頭通り沿い代々木上原駅そばのエチオピア豆のコーヒーをいれるトモカコーヒーは土日も朝7時オープン、今風の佇まいでありながら、たった500円でモーニングを提供してくれるありがたい存在である。
トーストはジャムバター、シナモン、ゴルゴンゾーラはちみつ添えから選択できる。ゴルゴンゾーラはちみつ添えはシンプルながら、メルトしたゴルゴンゾーラの味がガツンときて食欲も進むなかなかの味。
エチオピアの豆を使うというコーヒーはおそらく流行りのハンドドリップで(未確認)、酸味と苦味のバランスがとれた味。コーヒーは完全に好みですからね、評価しても仕方ないかもしれないけど、私は好きな味だな。
お伺いした時のスタッフは好感のもてる若い女性で、客層も朝早い時間は近隣の住民風な方々ばかりで落ち着いている。犬の散歩がてら寄る方も多いみたいで、それも店の雰囲気を向上させている。
東京の500円以下外食、しかもうまいコーヒー付としての完成度はトップクラスだと思う。
もっとも、モーニングなのに提供時間がやたらと長いし、アクセクしている人はお店の雰囲気にそぐわないので、時間のない朝に行くのは禁物である。


トモカ コーヒーコーヒー専門店 / 代々木上原駅東北沢駅池ノ上駅
昼総合点★★★☆☆ 3.4






2016年7月18日月曜日

初心者向けのパイプ煙草

喫煙は長らく葉巻オンリーだったが、知人の勧めもあり、今年からパイプ煙草もはじめてみた。
知人に聞いたり、ネットで色々調べながら、この半年、色々な種類のタバコを試してみた。ちなみに一番参考になったのは2ちゃんねるの過去スレであった。
初心者なりに、今のところの感想を述べると、私が好きなのは「マックバレンヴァージニアNo.1」であある。喫煙技術が向上すると、また違うのかもしれないが、今の私の技術でも比較的簡単に味わうことができる。
もっとも、もっと喫煙技術が向上するとまだ見えていない「マックバレンヴァージニアNo.1」の奥深い一面が見えて、さらに評価を上げることになるかもしれない。

あと、印象に残ったのは、激甘たばことして有名なテイクイットイージー。缶を開けると濃厚な甘さの香りが立ち込めて、それだけでお腹一杯になりそうだ。火をつけてからは、缶を開けた時ほどの甘い感じはなくなる。邪道かもしれないが、あまり美味しくなかったバージニア葉と混ぜてみたら結構吸える味になったので、添加物としても重宝している笑。まさにtake it easy であるな。
以上の二つが半年間パイプをやってみて、初心者でも楽しめたタバコのトップ2である。


そんな中、一番苦戦したのがサミュエル・ガーウィズの「フルバージニアフレーク」というたばこ。
ネットでの評価が高かったのでとりあえず購入してみたものの、ふたを開けてみたらビーフジャーキーみたいのが入っていてビックリ。フレイクってこういうものなのね。初めてのフレイクなので吸い方が分からず、youtubeで詰め方などを勉強しながら着火したもののすぐ消える。うーむ、難しい。
5回くらい消えてから再びネットで吸い方を調べると、どうやら着火しにくいものの、十分な火でしっかりと着火すれば、あとは火持ちがいいらしい。なるほど、ということで、いつもより火を近づけて万遍なく着火、たしかになかなか消えない。消えそうにはなるけど、「あれ消えたかな?」と思ってブローしてみると、またモクモクと煙が立つ。しぶとい。
ただ、思うように安定してくれないので、どうしても過燃焼気味になってしまう。結果、フルバージニアフレークの味の神髄は分からず、ただ難しかったという印象のみ。とりあえずフレーク煙草の吸い方はなんとなく分かったが、高い評価をしている方と同じようにこのタバコを楽しめるようになるには、もっと修行が必要な様子。





2016年7月16日土曜日

今や貴重なまずい食事(はなの舞渋谷並木橋店)

食品添加物や加工技術、保存技術といった工業的な進歩によって安全で安価な業務用食材が流通し、大衆的チェーン店ではここ30年で味が格段に向上した。ファミレスやチェーン系居酒屋から不味いものは消え失せ、バイトが調理する安い店に行ってもそれなりの料理がでるようになった。

そんな現代の東京で、久々に不味い料理に出会った。

花の舞というチェーン店の居酒屋で、ランチで頼んだ海鮮丼が、それである。

まず、一番ひどかったのが、30円追加して頼んだとろろ。冷たくはないんだけど、解凍されていないかのような謎の食感。やたら水っぽい。材料のレベルが低いのか、この店のキッチンが下手くそなのかは分からないが、とろろと名乗れるレベルのものではない。

次にひどいのがタコ。こんなに固いタコはまずお目にかからない。キッチンで、さらに固くする加工をしてるんじゃないかと疑うほど固い。

不味くするのが難しいネギトロは、さすがに食べらるレベルだが、とろろとタコの影響で何を食べても不味く感じるモードに。。。

もっともこれほどひどいのはおそらく海鮮丼だけ。チキン南蛮などはそれなりの調理ができていると思うので、海鮮丼さえ頼まなければよい。お金を出してこれほどまでに低レベルなものが食べられるのはもはや貴重。

はなの舞 渋谷並木橋店魚介・海鮮料理 / 渋谷駅代官山駅
昼総合点☆☆☆☆ 1.0

2016年7月9日土曜日

民泊と資産価値

民泊によるトラブルが都心のタワーマンションで頻発しているという新聞記事などをよく目にする。 ネット記事も多いですね。


私が所有し、居住する青山の低層マンションでも禁止する規定が入った。既存住民からすれば民泊の客なんて迷惑なだけだからね。当然私も禁止に賛成した。

居室を民泊で貸すという以外にもゲストルームを貸して小銭を稼ぐということをしている人もいるようだ。そういうセコイ輩のために勝どきのタワーマンション「ザトーキョータワーズ」ではゲストルームの予約がいつも一杯で本来の使い方に支障をきたしたため、規約を改正したと先日の日経新聞にも載っていた。


多様な人が所有し居住するタワーマンションでは性善説は通用しない。

それは、湾岸のお手頃タワーマンションに限った話ではなく、3A(麻布、赤坂、青山のことね)の高級タワーマンションにも同じことが言える。赤坂御所を見下ろす高台に建つパークコート赤坂ザタワーなんかにも高層階と低層階にそれぞれ一つづつ素晴らしいゲストルームがあるが、ゲストルームのチェックアウト時間である朝10時くらいになるとスーツケースをひいた韓国人風の方をよく見かける。あれもそういう小銭稼ぎをしている人のお客さんなのかもしれない。そういうのは本来の使い方ではないので規定で禁止を検討してもよいと思う。生活の品質を落としますからね。

ただ、民泊が資産価値を落とすかどうか、という問題はそんな単純じゃないはず。もちろん、住む場所としての価値は落ちるが、やり方しだいによっては相当な高利回りになるようなので、現在価値は下がるとは言えないだろう。似た問題に、事務所利用を認めるかどうか、さらに店舗利用を認めるか、という問題がある。店舗利用OKなマンションで民泊を認めないというのもナンセンスだろう。不動産価格というのは奥が深い。築年数のいったマンションなんかは積極的に民泊OKにしてみるのも面白い。もっとも、そういうマンションは買う気がわかないが。

不動産の記事一覧はこちら

飯がうまい居酒屋(キャーヴドゥギャマンエハナレ)

オライアンは東京の外食文化に多大な影響を与えた尊敬すべき会社だと思う。正直、オーバカナルをユニマットに売却したと聞いたときはガッカリしたが、私が気に入っているキャーヴドゥギャマンエハナレの主、今や有名人の木下威征がオライアン出身者と聞いたときは、妙に納得した。


料理は、以前は、手前のカウンターでイタリア料理、奥のカウンターで和食を作っていたが、最近、手前はイタリア料理から鉄板焼きに変わり、和食と鉄板焼きという構成になった。


和食と鉄板焼きが混在すると、居酒屋っぽい雰囲気になる。そういう意味ではオライアンっぽい本格感はない。
では何か?というと飯がうまい居酒屋である。


特に島地勝彦が子供の頃に家で食べていたものをメニュー化したシマジスペシャルなるナスと鰹節で固めに炊いたご飯をたべるというシンプルな〆が最高。私はこのためにこのお店に行くといっても過言ではない。それ以外の料理もおいしいが、シマジスペシャルに至るための前座である。


キャーヴ ドゥ ギャマン エ ハナレフレンチ / 白金高輪駅白金台駅広尾駅
夜総合点★★★☆☆ 3.5

2016年6月17日金曜日

サービス・雰囲気だけじゃない、実は実力派(アマン東京のメインダイニング)

カシータの高橋滋が全盛期に書いた自著の中で、サービスの参考にした会社として、アメックス、ANAとともに、取り上げていたのがアマンリゾートだった。ANAとアメックスについては、(当たり前だが)金払いのいい客に対してはいいサービスを提供する会社だと私も思っていたのが、アマンには行けずにいた。いつかアマンのサービスも試してみたいと思っていたところ、アマンが東京にできたというので、どんなものか、とりあえずレストランを体験してみようと夜、訪問してみた。
やたら予約がとれないという噂だったのだが、日曜の夜に「今から行く」と言ったらあっさり予約がとれた。行ってみるとお店は空席だらけ。場所がら日曜が極端に空くということかもしれないが、どうやら宿泊客のために座席をキープしているらしい。おかげで、かなり静かな空間で食事ができる。
ちなみに、このレストランは、ロビーと同じフロアにあり、ロビーと同じく非常に天井が高い。私の知る限り、日本で一番天井の高いレストランである。この解放感はすごい。さらに、外壁部分はガラス張りになっていて、天井から足下まで、景色がすばらしい。私の席からは皇居ごしに東京タワーが見える。天気がいい日に行くことをオススメする。

レストラン入口にはレショプションのカウンターを置き、アメリカっぽい雰囲気。接客は恭しくなく、カジュアルなスタイル。スタッフは努力しているとは思うが、想定単価からすれば接客技術は高いとは言えないレベル。不満はないが、感動はない。
料理はアラカルトにした。 プロシュートとセルバチコを使ったサラダ、トロフィエというショートパスタのトリュフとポルチーニ茸のクリームソース、山形牛サーロインのグリル、の3皿を二人でシェア。
プロシュートは普通。
2皿目のパスタはとにかく濃厚な味。シェアしないと、これだけでお腹一杯になりそう。生パスタで太いので、モチモチ感が強く、おいしいんだけど、焼きうどん食べてるみたい。生パスタじゃなくてもいいような気がする。好き嫌いが分かれる一皿。
良くも悪くも、一番印象に残ったのはトロフィエだが、よい意味で印象に残ったのは、山形牛のグリル。炭の香りがかなりしっかりついて、脂の量のバランスもよく、また食べたいと思わせる。
デザートはティラミスとアフォガードを注文。アフォガードはエスプレッソに加えてアマレットを注ぐスタイル。ティラミスは甘くない現代風の味付けでよくまとまっている。
グラスで2杯づつ合計4杯いただいて35000円。適正価格だと思う。
カシータの高橋滋が書くような感動するようなサービスはないが、料理は美味しい。レストランとしての総合力は高い。


ザ・レストラン by アマン洋食・欧風料理(その他) / 大手町駅東京駅二重橋前駅
夜総合点★★★☆☆ 3.5







2016年5月3日火曜日

わざわざ食べに行かないが、使えるお店(大磯の國よし)

麻生財務大臣が今通常国会の予算委で「(子供の頃)土日に大磯に連れて行かれるの迷惑だった」と答弁したが、子供からすれば、ただ退屈な町である大磯。

しかし、大人にとってみれば風光明媚で魅力的な土地である。そういう場所には麻生大臣の祖父吉田茂を始め、お偉方が贔屓にし、育てた飲食店がある。

その一つが、享保3年創業という、鰻の國よし。

老舗らしく、靴を脱いで上がる造りだが、畳に椅子とテーブルというスタイルで、現代人に迎合している姿勢をどう評価するかは人それぞれ。楽なのは間違いない。

メニューを見ると鰻はそれなりの値段で、さぞ美味しいのだろうと期待が高まる。地酒と肝焼きで出来上がりを待ちます。

40分くらいして出てきた鰻は上品な香りを放つ。たしかにおいしい、が、値段に見合うかというと、どうかな。デート向きではあるけど、上品すぎて、美味しいものを食べに腹を空かせて行く店じゃないというのが感想。

東京からわざわざ食べに行く価値はないが、サービスや店構えの立派さから、近くに住んでいれば、何かと使い勝手のよいお店だろうとは思う。

うなぎを食べてそれなりにカッコをつけたい場合によいお店だ。


國よしうなぎ / 大磯駅
昼総合点★★☆☆☆ 2.8

2016年4月30日土曜日

息の長い人気店「とんみた」

有名高校のそばには、その高校の生徒に育まれ、そして生徒を育んだ息の長いお店が存在することが多い。そのようなお店は削れるところは削った、よく考えれらた食材選びやメニュー構成であり、顧客に対して良心的であることが多い。慶応高校のお膝元、日吉駅そばの「とんかつの三田」通称「とんみた」はそんなお店の一つ。

私と同世代の塾高生なら知らぬものはいない有名店であったが、最近の人気はどうであろうか。夕方の営業は17時からで、17時過ぎに入店したら一階は既に満席に近い。相変わらず繁盛しているようで安心。

お店の雰囲気も、変なオシャレさで誤魔化さないところがよい。「食品衛生」ステッカーを客席から見える場所にベタ張りしているのもまたよい味となっている。こういう実直なお店こそ、末永く続いてほしいと思う。

とんかつ 三田 日吉とんかつ / 日吉駅
夜総合点★★★☆☆ 3.1

2016年4月9日土曜日

麹町駅直結のタワーマンション「ザ千代田麹町タワー」

麹町といえば、日テレ周辺をイメージするが、住所でいうとあの辺りは番町である。じゃあ、麹町中学校があるあたりが麹町アドレスかというと、あれも実は住所は平河町である。

では、麹町という住所はどうなっているかというと、皇居から四谷駅までの20号の両脇が「麹町」という住所で、横に長い。
そう考えると、麹町という住所は交通量の多い20号のすぐそばということになり、「麹町アドレス」というのは住環境としてはあまりよろしくない。


そんな麹町の名前を冠したタワーマンションの案内が来た。 「THE 千代田麹町 TOWER」



場所は麹町四丁目交差点の北東角。みずほ銀行の入ったビルに隣接する場所。


ああいう交通量の多い交差点に住居物件ってどうなのかなぁ。個人的には全く住みたいとは思わない。他の用途の方が立地の特性に合っていると思う。

不動産のプロであるディベロッパーが、今は分譲マンションにして売った方が儲かるってことなんだろうけども、限られた東京の一等地の角地の使い方としてはもったいない気がする。
市場メカニズムが働いた上での最適な判断である。しっくりはこないが、その判断は尊重しよう。
奥に入れば番町の高級感漂う閑静な住宅街だが、ここは違う。騒がしい。

一方で、利便性はすごくよい。麹町という駅自体はそこまで利便性のよい駅ではないが、駅直結。それも本当の直結なのである。


送られてきた駅直結のイメージイラストからすると、地下で直結している。駅直結をうたったマンションは数あれど、これほどダイレクトに改札そばに接続するマンションはない。有楽町線を使う人にとっては非常に便利だ。

そうなると、地下鉄を頻繁に使うライフスタイルの人に売らなくてはならないから、比較的小さい住戸を多めに売りに出すことになるだろう。詳細は分からないが、物件概要には41平米~と書いてある。そうなると、投資用で結構人気がでるかもしれない。
タワーマンションの価格は、相続税の問題もあって一波乱ありそうだし、注目すべき点は色々ある物件である。

不動産の記事一覧はこちら

2016年4月3日日曜日

国交省のそば屋(藪伊豆)

霞が関の各省庁の入る庁舎の中には食堂が入っている。
財務省の洋食屋とか、経産省のスタバの後にできた喫茶店とか、総務省のオムライスが出てくるとことか、農水省地下の寿司が食べられるところとか、店名は知らないが、色々ある。
国交省にも地下食堂があるが、その手前左手にそば屋がある。「国交省のそば屋」と呼んでいたが、先日お盆に「藪伊豆」とうっすら書いてあることを発見。あ、名前があったのね(当たり前か)。
ここの一番人気のメニューはおそらく「冷やし野菜そば」。私は毎回冷やし野菜そばにしている。300円と安い。町の立ち食いソバよりも一回り安い。
これだけだと飽きるので、なんかしらトッピングするのがよい。かき揚げ(100円)をトッピングしても400円。安い。
かき揚げはスーパーの総菜売り場のかき揚げみたいな食感で、あの揚げ方はなんとかならないのかとも思うが、薄っすら甘味があって味はよい。

決して美味しいわさびではないが、わさび入れ放題というのもよい。もりそばも飽きないで最後まで食べられる。


お店の雰囲気は安食堂然としており、価格、料理、雰囲気が良くも悪くもバランスがとれている。たいしたことない料理なのにやたらオシャレなお店とか、高級食材使っているのにサービスが適当なお店とか、バランスが悪いとしっくりこないし、客の期待と店が提供するものがずれちゃうことが多い。そういう意味では、このお店は期待と提供されるものは一致しており、安心できる。


藪伊豆そば(蕎麦) / 桜田門駅霞ケ関駅虎ノ門駅
昼総合点★★☆☆☆ 2.8

2016年3月27日日曜日

アメックスプラチナ「DEPARTURES」が奨める東京の朝食(トゥーランドット臥龍居)

色々なクレジットカードを持っていると、ぞれぞれ会報誌が送られてくるが、私が唯一読むのが、アメリカンエキスプレスプラチナカードの会員向け会報誌「DEPARTURES」である。
あとの会報誌はゴミ箱に直行する。
ダイナースプレミアムの「values」も一応目を通すが、しっかり読むのは「DEPARTURES」だけ。こういうところで、アメックスとダイナースに差が生まれると思う。まあ、会員数も違うからかけられるお金も違いますしね。
「DEPARTURES」をしっかり読むと言っても、めったに行かない海外の情報ばかりであり、直ぐに役に立つものは少ないので、「ふーん」程度で斜め読み程度です。
そんな「DEPARTURES」の最新号が先日届いたので、さっそくななめよみ。

毎度のことながらコスタリカの高級ホテルとか都内某所で行われるというドンペリのイベント「Dom Perignon P2 House」とか、個人的には全く役に立たない目の保養的な情報が満載なのであるが、今回は「DEPARTURES」にしては珍しく、実用的な特集があった。


特集名は「Asage in Tokyo」。
都内での 朝食の特集である。アメックスプラチナの会員にお奨めすべき東京の朝食とはいったいどのようなものなのか、気になる。
一番初めに紹介されているが、ダイナースプレミアムもアメリカンエキスプレスプラチナもやたらと推薦する「八雲茶寮」。なるほど、ある意味納得である。
一度も行ったことはないが、やれ紹介制だの、やれクレジットカードならば予約可能だのと、鬱陶しいくらいにクレジットカード会社からプッシュされており、ここまでもったいぶられると全く行く気にはならない。
気にはなるけど。
他は、私もたまに行くホテルの朝食などが紹介されており、それなりに納得感のある記事であった。
個人的には、ここで紹介されているマンダリンオリエンタルのオリエンタルラウンジやシャングリラのピャチェーレなんかよりも、グランドハイアットのフレンチキッチンの方が好きですけどね。

そんな記事の中で目に留まったのは「トゥーランドット 臥龍居」の朝食の記事。
え、あそこ朝食食べられるの?赤坂に数年住んでいたが、知らなかったよ。
あそこで朝食があるのを知っていたら、もっと食べに行ったのに。
googleでも「トゥーランドット 臥龍居」と検索すると「朝食」がsuggestされますね。うーむ、灯台下暗しだった。今度行ってみよう・・・

アメックスプラチナの使い方の記事一覧はこちら

アメリカンエキスプレスプラチナ、ダイナースプレミアムに関する記事はこちら








2016年3月19日土曜日

3Aの不動産価格推移、ついに下落  パークコート浜離宮ザタワーはいくらになるか?

私は都内の住居用不動産の状況を眺めるのが趣味である。
もちろん自家使用としての住居物件にも関心があるが、とりあえず今の家は気に入っているので、今は主に投資対象として眺めている。

ただし、近郊のアパート経営には関心はない。

自分でも住みたいと思えるような物件だけを見ている。いざとなったら自分で住んでもいいというリスクヘッジでもある。
そうなると、場所はいわゆる3Aとなる。ちなみに、3Aとは、麻布、赤坂、青山のイニシャルのAです、念のため。
このエリアの値動きは、新聞などで報道される首都圏マンション価格推移などがあてにならない。外国人の投資家が跋扈する、値動きの激しいエリアだ。特に築浅のタワーマンションはその傾向が強い。
ある程度参考になるのは、不動産屋のダイレクトメールに入っているレポートである。

先日、リアルプランセンターからのDMに「プレミアムマンション成約価格推移」が入っていた。


私の経験からすると、アベノミクス前夜と現在では、3Aのタワーマンションの中古物件の価格は5割は上げていると思う。

タワーマンション以外だと、値動きはやや落ち着いているということもあるだろうし、このグラフはやや控えめではあるが、傾向としては私の肌感覚にも近い。

なので、このリアルプランセンターのコメント「アベノミクス以降、上昇を続けておりました平均成約単価が約3年ぶりに下落いたしました。」は軽視できないと感じている。

3Aでは新築大型物件の供給も少なくなってきており、大きな曲がり角を迎えたのかもしれない。

3A以外での注目物件は三井不動産レジデンシャルの「パークコート浜離宮ザタワー」。565戸の大型プロジェクトです。
公式ホームページはこちら

ところで、都内で泊まるホテルはコンラッド東京と決めている。(自分でそう思っているだけで、実際は諸事情により、それ以外にはもよく泊まるが)

その理由は浜離宮と海を臨む眺望。
ホテルの質としてはリッツカールトン東京の方が好きで、飲食店はリッツカールトン東京によく行くが、眺望はただ遠くが見えるだけで全然面白くない。

パークコート浜離宮ザタワーも、そんな景色なら、大きな価値を感じる。

「浜松町一丁目地区第一種市街地再開発事業」の一環として開発されるようで、そう聞くと、「なんだ浜松町か」となんとなくがっかりしてしまうが、実際は汐留の外れ、という感じの場所。

ここのブログに工事途中の様子の写真が載っていますね

当然3Aのタワーマンションよりは安いと思うが、汐留ツインパークスは中古でもやたら高値で売りにでているし、どの程度のプライシングなのか?
マンション価格が本当に一服するかどうか、三井がこのマンションにどのような値を付けるかは大きな参考になるだろう。


不動産の記事一覧はこちら

2016年2月27日土曜日

アメックスプラチナの特典 無料宿泊の対象ホテル

アメリカンエキスプレスプラチナカードは、毎年一回、カード保有者に対してホテルの宿泊券をプレゼントする。
その名も「フリーステイギフト」。有効期限は一年間あるので使い勝手はよい。

アメックスプラチナのホルダーは、年会費13万円を払っても気にならない程度に懐具合に余裕あり無頓着な人か、貧乏人だが相当な見栄っ張りの2種類である。
そして、私は後者である。
その2種類の人間とも、泊まりたいホテルといえば、
大阪ならばリッツカールトンとかセントレジス、
東京ならばウェスティンや帝国でしょう。
 (注)「泊まりたい」のであって、「実際に泊まる」のは、別ですw

アメックスのマーケティング部署は、ホルダーがどういう人種か、膨大な決済情報から十分把握しているでしょう。
しかし、である。
プレゼントで泊まれる東京・大阪周辺のホテルは、プリンスとか、ロイヤルパークとか、全く心躍らない。
予算の関係だと思うけど、、、実際には使ってほしくないのかもしれない。

いや、地方に用事がある場合は使えるんですよ。
オークラ神戸、オークラアクトシティ浜松、日航高知旭ロイヤル、日航金沢とかは私も出張で使ってますし。
でも、そういうのって経費だし、このフリーステイギフトは使えないんだよね。
だから、東京周辺で、例えばコンラッドとか用意してくれれば助かるんだけどなぁ

そんな中で価値あると思えるのが、鎌倉のプリンス。
東京から車で1.5時間、ドライブにちょうどよい場所にある。
そして、比較的裕福な近隣住民と東京から来る遊び人達に愛され成長した飲食店が周辺にある。
あえて夜にチェックインすると、朝起きた時の景色のよさの感動が増すから、いいね。


しかし!
そんな鎌倉プリンスホテルも去年からなんと対象外になってしまった。
もしかしたら、追加料金払うと泊まれるかもなので、次使う時は電話で聞いてみよう。

あとは、小田原のヒルトンかな。

 アメリカンエキスプレスプラチナ、ダイナースプレミアムに関する記事はこちら
















2016年2月20日土曜日

ザ・ウエストミンスター南平台

ロンドンの不動産投資会社グロブナ―。海外での活動は詳しく知らないが、2012年に日本を投資対象にしたファンドを組成したりで、我が国での存在感が増してきてますね。
私のグロブナ―の印象は「グロブナープレイス神園町」に代表されるハイエンド物件のディベロッパー。すごいよね、あの物件。自動車を運転していて、よく前を通るけど、まるで代々木公園の中に家があるかのごとく絶好の立地。エクステリアも最高級な仕様。
レインズで売却物件を見かけるが、神園町としては驚愕の強気価格。それも十分納得の仕様と周辺環境である。
中には入ったことないけど、ネットで見てみるとやはり高級感のあるモダン路線でカッコいい。リンク:グロブナープレイス神園町の情報
景観・眺望は長期間に分かって保証され、周辺の供給数の少なさからしても資産価値は長く保つだろう。ただ、その予算があるなら、神園町よりももっとよい地ぐらいの物件に目が行く人も多いだろう。周辺には高級マンションそんなにないし、ちょっとバランスが悪いかもしれない。
家の前のあのバス通りがもう少しカッコよければ最高なんですけどね。
そんなわけで、グロブナーの物件は常々気になっていたところ、グロブナ―が手掛ける「ザ・ウエストミンスター南平台」の案内が届いた。


公式サイトを見ると、平成16年築、売買仲介手数料をいただきます、との記載。リノベーションをして売り出している、ということだろうか。
現在(2016年2月20日)、ウェブサイトで販売住戸とされている物件が2戸。小さい方が128平米で22,600万円。最近の新築物件の価格からすると、そんなに高く感じない。
場所は南平坂のある通り。たまに前を通っているが、気にしたことはなかった。
今度前を通ったらどんな状況なのか確認しておこう。

2017.8.29追記
グロブナー関連について新しい記事書きました(→リンク:またグロブナーと三井不動産という組み合わせのオパス有栖川)

不動産の記事一覧はこちら






レジでの会計が似合う店(香妃園)

雑誌ポパイあたりで「業界人」が好きなお店として挙げがちな六本木瀬里奈横の「香妃園」。発音がコーヒー園と酷似しているため、知人に「六本木の香妃園にいる」と伝えたらどこぞの喫茶店にいるものと勘違いされていた。
業界人を引き付ける理由の1つは深夜営業だろう。かく言う私も、今も昔も、夜中、腹が減ったと思った時に頭に浮かぶのは、叙々苑、香妃園、アジャンタ、この3択である。

「業界人」一押しは、鶏煮込みそばである。白濁しトロッとする濃厚な鶏スープと、こちらもしっかり煮込んで柔らくなっている白い麺の組み合わせは、たしかに深夜にモッテコイの味。ただ、量が多くて、味付けもノッペリしているので、途中で飽きます。大人数でいったらマストですけどね。

おそらく鶏煮込みそばの次に人気あるメニューが「ポークカレー」。出汁がしっかり効いている感じで、そば屋のカレーみたいな味です。個人的にはこちらの方が定番化してます。

内装や店員の制服・接客方法など、いい感じで時代に取り残されている感じ。会計用の番号札なところなんか、本当にいい味だしてますよね。


テーブルチェックなんて似合わないよね、この雰囲気には。レジでの会計が似合う店。


深夜に行くと若手業界人で混んでますが、土日の昼の12時とかに行くと白髪率が高い!幅広い年齢層から支持されている、いいお店です。こういう店には長く続いてほしいものですね。


どっしりとしたメニューブックもいい感じです。

香妃園中華料理 / 六本木駅六本木一丁目駅乃木坂駅
夜総合点★★★☆☆ 3.2
昼総合点★★★☆☆ 3.2

2016年2月13日土曜日

村上開新堂のクッキー(雨白金・黒茄子机の使い方)

自動車用のミラーを製造するtier1の上場企業で、村上開明堂という会社がある。googleで「村上開明堂」と検索すると「もしかして」でsuggestされるのは、「クッキー」。自動車のミラーとクッキーと何の関連があるのか?
その答えは、その名も「村上開新堂」という紛らわしい名前の老舗レストランで販売している人気のクッキーです。
村上開新堂のサイト
ある日、知人から「俺、入手困難な村上関新堂のクッキー買って食べたぞ」と自慢を聞かされ、その翌日に別の人から「村上開新堂のクッキー食べたい!」と言われ、、、そんなに言われると自分でも食べたくなる。ということでさっそく買い方を調べてみると、、、紹介制!クッキーごときで紹介制なんてあるものなのか。なるほど、これはたしかに入手困難なわけだ。
買えないと言われるともっと買いたくなる。さて、どうしたものか。
あ、そうだ。年10万も払っているクレジットカードのデスクに聞いてみよう、ということでさっそくダイナースプレミアムデスクにTEL。
すぐ紹介してくれました。アメックスプラチナも可能なはず。
でも、ネット情報によると、今は村上開新堂の紹介はもうしていないみたいですね。ネットでこの手の情報が広まったからかな
とにかく、手に入りにくそうなものはとりあえずクレジットカードのデスクだね。こういう時にはやっぱり頼りになります。
早速、届いた箱を開けてみる。こういう瞬間が一番ワクワクするね。
中身は色とりどりのクッキーがギッシリ。どうやったらこんなにギュウギュウに詰められるんだろう・・・。このクッキーの一番すごいのは、この詰め方だと思う。
食べてみた感想は、ビスケットみたい。サクサクする。
美味しいけど、紹介受けて、注文してから何か月待って、ようやく手に入れるほどの価値があるかといえば微妙。日持ちするから、お土産やお礼の品としていいかもね。ありがたがられるのは期待できる。


アメックスプラチナの使い方の記事一覧はこちら

アメリカンエキスプレスプラチナ、ダイナースプレミアムに関する記事はこちら











amazon